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【釜山射撃場火災】発火地点は射撃台側? ドア内側の取っ手が損傷

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「釜山(プサン)実弾射撃場火災惨事事件」を捜査中の警察は、事件発生から5日目となる18日にも正確な火災原因を確認できなかった。14日に発生した今回の惨事は、日本人観光客7人を含む16人の死傷者を出した。

キム・ヨンシク捜査本部長(釜山警察庁次長)は18日、「射撃場内のさまざまな発火現象を総合すると、惨事は射撃台の内側で発生した爆発性火災のためだと判断される」と述べた。

射撃台の出入り口が内側から外側に曲がっていて、ドア内側の取っ手が溶けて落ちるほど損傷している点を根拠に挙げた。キム本部長は「休憩室側のドアの取っ手は損傷がなかった」と説明した。


これは「発火地点が休憩室のソファーで、爆発はなかった」という中間捜査結果発表を覆す内容だ。警察は当初、射撃場入口側の休憩室のソファーが燃えた点、解剖検査で遺体に破片による傷あとがなかった点などから、射撃台の中の発火と爆発の可能性をひとまず排除していた。

この過程で警察は現場にいた生存者の有力な証言を無視したという指摘を避けられなくなった。重いやけどで治療中の日本人生存者、笠原勝さん(37)は「日本人が射撃した後、射撃台の中からバンという音と同時に爆発があった」と述べた。しかし警察は「射撃場内部は火に焼けた痕跡がなく、射撃場内は発火地点ではない」と発表していた。

これに関しキム本部長は「最もよく燃えている部分を発火地点と見るのが火災捜査の一般的な慣行」とし「1・2次現場鑑識を緊急に行い、ソファーを発火地点と見ていたが、精密鑑識で射撃台の出入り口が曲がっているのを見つけた」と釈明した。

警察は爆発を起こした原因を▽電気ショートなど射撃場内部の電気故障▽射撃の際に出る花火▽たばこ・ライターの火--の3つと見て捜査中だ。

一方、やけどで入院中だったガイドのムン・ミンジャさん(67)は18日に死亡し、死亡者は計11人に増えた。日本人犠牲者7人の遺体は19日、金海(キムヘ)空港を出発し、日本福岡空港に運ばれる。



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