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「ゲーム韓流」が中国・四川省を熱くした。
韓国は15日までの5日間、中国・成都で開催された「World Cyber Games 2009(ワールドサイバーゲームズ2009、以下WCG2009)」で3の金メダルを獲得、スウェーデン・ドイツを下して通算4回の総合優勝を果たした。
昨年ドイツ・ケルン大会につぐ2年連続の優勝となる。今年で9回目を迎えるWCGは世界最大のeスポーツイベントだ。
◇中国揺るがした熱気=今回の大会は全世界から集まった約8万2000人の観客が見守る中、65カ国・およそ600人のプレイヤーが熱戦を繰り広げた。韓国は5種目で金3、銀2、銅メダル3を獲得し、圧倒的優位を見せた。WCGのキム・ヒョンソク代表は「中国で初めて開いたが、反応は最高だった」とした。50人民元(約660円)の入場料にもかかわらず、無料だった2年前の米シアトルや昨年の独ケルンの大会の3~4倍を上回る観客が訪れたということだ。
◇「ゲーム韓流」満開へ=中国人ファンは韓国人プレイヤーへの応援を惜しまなかった。ペ・ヨンジュン、イ・ヨンエなどといった韓流に続き「ゲーム韓流」が本格化する風景だった。特に「ウォークラフトⅢ」のチャン・ジェホ(ID:Moon)は芸能人顔負けの人気を博した。体調を崩してベスト8入りには失敗したが、常に20~30人のファンに囲まれていた。試合の度「Moon、加油(頑張って)」というプラカードとピケが登場した。
情熱的なファンの攻勢を避けるため会場から4分距離の宿所まで公安の警護を受けることもあった。ホテルでも彼が泊まるフロアに警護員を配置したが、過激なファンは部屋までやってきた。チャン・ジェホの試合を見るため中国・北京から来たというファンは「中国の英雄、李曉峰も立派だが、愛国心を除けばMoonが最高」と親指を立てた。韓国のスタークラフトのプレイヤーらも人気を集めた。
「ウォークラフトⅢ」や「カウンターストライク」に比べれば中国では人気のない種目にもかかわらず、中国人ファンがイ・ジェドン、ソン・ビョング、キム・テクヨンのIDが記されたピケを手に、歓呼した。サインの要請が殺到し、お手洗いにも自由に行けないほどだった。イ・ジェドンは「まるで芸能人に会ったようにプレイヤーに歓呼し驚いた」と喜んだ。
◇WCG=世界最大のeスポーツイベント。オンラインゲームは行わない。01年に三星(サムスン)電子などの主導でスタートした。ソウルに本社を置くワールドサイバーゲームズ(株)が中心となり、三星電子とバイナウドットコム(中国)、AMD(米国)などが後援を行う。正式な種目は「スタークラフト」「ウォークラフトⅢ」「カウンターストライク」「レッドストーン」「キャロムⅢ」の5つ。
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