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‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(19、高麗大)が国際スケート競技連盟(ISU)グランプリシリーズ7大会連続となる優勝を決めたが、フリーではミスを繰り返すなど課題も残した。
キム・ヨナは16日(日本時間)、米レークプラシッドで閉幕したグランプリ第5戦でミスを連発し、自身が持つ最高点(210.03点)より22.05点も低い187.98点で金メダルを獲得した。キム・ヨナは17日、練習地のカナダ・トロントに帰り、来月の09グランプリファイナル(12月3-6日、日本・東京)の準備に入る。
◇安定感欠いたジャンプ=金メダルは首にかけたが、内容は良くなかった。3月の世界選手権大会で207.71点、10月のグランプリ第1戦で210.03点を受けたキム・ヨナは、今大会では187.98点に終わった。今年マークした自己の記録を20点ほど下回る点数だ。
前日のSPでは世界最高(76.28)をマークしたが、フリーが振るわなかった。ジャンプが安定せず111.70点を受け、レイチェル・フラット(116.11点)に次ぐ2位となった。
フリーの最初のジャンプのトリプルルッツ-トリプルトゥーループでは着地が乱れて減点され、その後に続くトリプルフリップジャンプでは転倒した。序盤のジャンプで勢いに乗れず、演技の流れにも支障が生じた。
◇何が問題点?=キム・ヨナは「コンディション低下のため」と説明した。競技後のインタビューでキム・ヨナは「第1戦に比べて自信と調子が落ちた。体力的にも問題があった。フリー当日の朝、目を覚ました時、体が思うように動かなかった」と話した。
緊張した原因についてキム・ヨナは「第1戦の成績があまりにも良かったので点数に対する負担があり、‘最高点を維持できるだろうか’という心配もあった」とし「前日のSPで新記録が出たことでファンの期待がさらに高まり、プレッシャーを感じた」と答えた。
コンディションが大きく落ち、敏感になっている部分もあった。競技直前に突然スケートブーツのひもをくくり直したキム・ヨナは「ひもが少したるんでいると感じた。緊張のため細かい部分も気になっていたようだ」とし「このようなさまざまな理由から演技に対する集中力が落ちた」と分析した。
◇今後の日程=キム・ヨナはトロントに帰り、一日休んだ後、すぐに練習に入る。オリンピック前の最後の大会となるグランプリファイナルを控え、キム・ヨナは「自信を高めるには確実な練習が最も重要。強度の高い練習を消化していきたい」と語った。
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