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<クローズアップ>「日本の電子業界が三星に押されたのはうぬぼれのため」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



デューク大学ヘンリー・ペトロスキー教授

「人と同様に成功した企業はうぬぼれやすい」


世界的な工学哲学者として知られる米デューク大学のヘンリー・ペトロスキー土木環境工学科教授は、かつて世界を席巻した日本の電子メーカーが三星(サムスン)電子に押された理由を「うぬぼれ」に求めた。来月9~10日にソウルで開かれる「2009テックプラスフォーラム」での基調演説に先立ち本紙と行った電子メールインタビューでのこと。

ペトロスキー教授は、「うぬぼれに陥った企業は『これからもやってきた通りにさえやればうまくいく』と考える。企業が昔のスタイルを固守するのは、先端で武装した挑戦者に旧式兵器で対抗するのと同じ」と話す。ソニーなどがアナログ電子製品にすがりデジタル化の波に押され三星電子に遅れをとったのはまさに「これまで通り」が失敗した代表的なケースだということだ。

--最近の技術発展の特徴があるとすればなにか。

「他の分野との“融合”だ。最近は製品デザイン自体が芸術と技術の結合だ。これに加え人文・社会・経済学との融合まで行われている」

--幅広い学問間の融合のケースを挙げてほしい。

「橋を見よう。以前はしっかりと建てられる建設専門家だけいれば良かった。しかし今では橋を架ける前に交通・生態環境に及ぼす影響と、維持補修費用などを考えなくてはならない。橋ひとつ架けるのに環境・交通・デザイン・経済の専門家が必要だということだ。2000年に開通したロンドンのテムズ川のミレニアムブリッジの設計を公募したとき、全体的な都市美観を考え、チームに芸術家を含めることを必須条件とした」



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