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北朝鮮は10日、西海(ソヘ・黄海)での大青海戦をどう見ているのか。スティーブン・ボズワース米対北政策特別代表の訪朝による朝米対話に対してはどんな立場なのか。南北首脳会談は続けて推進しようとしているのだろうか。10日に平壌入りし、北朝鮮高位関係者たちに会ってから北京を経て14日にソウルへ来たパク・ハンシク米ジョージ大学教授に本社の金永煕(キム・ヨンヒ)大記者が会った。対談は14日夜、ソウルで行われた。
◆金永煕記者=訪朝間、西海(ソヘ・黄海)で南北間交戦(大青海戦)がありました。北朝鮮の関係者の反応はどうでしたか。
◆パク・ハンシク教授=(北朝鮮の)メディアに出たように(北朝鮮警備艇が)何かを確認して戻って来るのに韓国海軍が射撃して交戦が起こったと北朝鮮関係者は説明しました。韓国側に4隻の警備艇があり、その後ろでもっと大きな軍艦が控えているので北朝鮮警備艇のけんかを売る理由はなかったというのです。
◆金=ソウルでもそれが疑問です。海軍力では韓国が優位なのに北朝鮮警備艇が数回の警告にもかかわらず北方限界線(NLL)を越えてきて、韓国軍の警告射撃直後、北側が待ってましたというように照準射撃をしてきたことは意図的としか見られないことではないでしょうか。このために国内ではバラク・オバマ米国大統領の訪韓を控え、北朝鮮が停戦協定体制の問題点を浮上させようとするのではないかという分析が出ています。
◆朴=北朝鮮では交戦をさせたり、緊張を造成したりする意図はなかったと説明します。彼らはむしろ韓国側が西海上の緊張を造成するために先制攻撃をしたと見るようです。北朝鮮と米国が近くなる動きを見せるとこれを牽制しようとする意図があるというのです。
◆金=南北首脳会談推進説が出た状況で大青海戦が南北関係に影響を与えることができるという話でしょうか。
◆朴=現在としては否定的な雰囲気が強く感じられました。しかし以前にも交戦後、好転したことがあったので、状況をよく管理しなければならないようです。
「北、朝米対話牽制しようと韓国側が先に攻撃したと言っていた」(2)
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