英語塾に通ったことがない中学校１年の女子生徒が英語の学力テスト「ＴＯＥＦＬ」で満点（１２０点）をとった。

ソウル大元（テウォン）中学校１年のキム・ヒョンスさん（１３）だ。キムさんは先月２４日、インターネット上で行われる「ｉＢＴ（ｉｎｔｅｒｎｅｔ－ｂａｓｅｄ　ＴＯＥＦＬ）」の読み取り・聞き取り・書き取り・スピーチのテストでいずれも満点を獲得した。


国内で成人や高校生が同テストで満点をとるケースは時々あったが、中学生は初めてだ。キムさんは幼いころから「英才」といわれた。母親イ・ウスクさん（４７）は１５日「生後１８カ月からハングルを読み、２５カ月目から中学校教科書レベルの英語の文章を読むことができた」と伝えた。

キムさんの才能を把握、育てたのは母親のイさんだった。大学で英語が副専攻だったというイさんは、宣教師になるためヘブライ語、コイネーを勉強し、神学大学で英語の講義も行った。同氏は「娘が自由に英語で話せるようにしたかった」とした。ユダヤ人家庭の多国語教育法をモデルにしたのだ。

娘が１、２歳のときからハングルと英語の童話を一緒に読ませ、日常の対話も英語で交わした。ディズニー漫画もテキストに活用した。英語になじんだキムさんは４歳のとき、英語で書いた日記とエッセー、絵などを集めて「私は特別な子どもか」という本を出版した。だが英語塾も海外旅行も一度も行ったことがない。

イさんは「娘は家で遊びながら英語を学ぶのを好んだので、塾には通わせなかった」と説明した。キムさんは「大学では英文学・心理学・海洋生物学を勉強した後、映画監督になりたい」と話している。



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