「釜山(プサン)実弾射撃場火災事件」は、火災にぜい弱な関連規定が惨事を招いたことが確認された。14日に発生した今回の事故は、日本人観光客8人と韓国人2人が死亡するなど16人の死傷者を出した。
警察庁によると、射撃および射撃場取り締まり法の「拳銃射撃場(屋内)構造設備規定」では天井と壁、床を厚さ7センチ以上の木材で覆うことになっている。窓を設置できず、防音装置も徹底的に設置することを求めている。
しかし、火災発生の危険が高いにもかかわらず、不燃性素材の使用や非常口の確保などに関する規定はない。事故が発生した実弾射撃場は、6日の釜山中部消防署の安全点検で、3つの点検対象である自動火災探知設備・避難区誘導灯・消火器が備わっていたため「良好」判定を受けた。大衆利用施設ではないため、スプリンクラーを設置する必要はなかった。
日本の朝日新聞・読売新聞は今回の事件を15日付1面と社会面のトップ記事で大きく報道し、「ずさんな安全管理と防災施設の不備が惨事を招いた」と主張した。
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