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焼く音が軽快で楽しく、燃え上がる火で目も楽しむ。おいしそうな香りに誘惑され、熱気でからだが温まる。口に入れると熱々の火の気運が広がる。「五感満足」の鉄板料理だ。鉄板料理が発達している国は韓国と日本だ。数人が向かい合って楽しく食べる韓国の鉄板料理、色とりどりの食材を見る楽しさがある日本の鉄板料理。魅力は異なるが、「寒い日にはもっと食べたくなる」という点は同じだ。
日本語で「鉄板焼き」は熱した鉄板の上で肉・野菜などを焼く料理を意味する。お好み焼きもやはり鉄板を使うことから鉄板焼きのカテゴリーに入るが、通常「鉄板焼き」といえば、鉄板の上で、短時間に海産物・肉類・野菜などを焼いて食べる料理とされる。日本の鉄板焼きに「見る楽しさ」があるとすれば、韓国の鶏肉カルビやタコ炒めには「炒める楽しさ」がある。熱した鉄板に野菜などを炒めた後、最後にごはんを混ぜて炒め、焦げた部分まで食べているうちに、人と人の間にも熱気が伝わっていく。鶏肉カルビとタコ炒めには「トウガラシ味噌、ショウガ、ニンニクの入った辛い薬味」がたっぷり入る。
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