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李舜臣艦級の駆逐艦、1隻また増派…北追加挑発に備え

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
海軍は北朝鮮の追加挑発に備えるために西海(ソヘ・黄海)に忠武公李舜臣(イ・スンシン)艦級(KDX-Ⅱ・4800トン)駆逐艦の崔瑩(チェ・ヨン)艦を追加で配置した。軍関係者は「崔瑩艦はすでに配置中の同級駆逐艦姜邯賛(カン・ガムチャン)艦と一緒に動く」と述べた。海軍が運用中の6隻のKDX-Ⅱ級のうち、2隻を西海に配置したことは北朝鮮がまた挑発する可能性を懸念しているからとみられる。普段はKDX-Ⅱ級を北方限界線(NLL)近くまで行かせない。KDX-Ⅱは、釜山の作戦司令部が統合し、機動打撃隊として運営している。

海軍の西海警戒態勢は一般的には三重または四重の防衛体系を構築している。NLLのすぐ南には高速艇編隊を配置する。陸軍でいえば前方鉄柵を担当するわけだ。今回も北朝鮮警備艇がNLLを線を越えて韓国の海域を侵犯すると迅速に出て遮断した艦艇が高速艇だ。

高速艇は1個または2個編隊を1組として運営する。1個編隊は 2隻の高速艇で構成されている。このうち1個編隊は前方へ出て、残りの1個編隊は1~2キロほど後方で、万が一の事態に備えて待機する。万一のとき、前方編隊とともに戦闘に突入する。今回の大青海戦でも後ろで待機した高速艇1個編隊が加勢した。高速艇は40ミリと20ミリ機関砲で武装している。しかしこの2つの機関砲は敵艦に致命的な被害は与えることができない。口径が小さく、敵艦を完全に貫く破壊力を出せないからだ。


高速艇の後ろには哨戒艦(1200トン)が支えている。哨戒艦は76ミリ艦砲を武装している。この艦砲は命中率が高い。1、2次延坪海戦で北朝鮮警備艇に決定的打撃を加えたのも76ミリ艦砲だ。高速艇の後ろから支えになってくれる。今回、哨戒艦が加勢したら北朝鮮警備艇は沈没したはずだ。

哨戒艦の後ろは護衛艦または広開土大王艦級(KDX-Ⅰ・3800t)駆逐艦が守る。北朝鮮海軍が警備艇よりもっと大きな艦艇を投入した場合に備えてだ。KDX-Ⅰ級はシースパロー地対空ミサイルとハープーン艦対艦ミサイル、127ミリ艦砲を装着して150キロ以内の敵艦を制圧することができる。

海軍は緊張が高まるか非常状況が発生すれば今回ののようにKDX-Ⅱを投入する。KDX-Ⅱは対空ミサイルと艦対艦ミサイル、127ミリ艦砲などを取り揃えている。この艦艇は艦対艦ミサイルで150キロ以内の敵艦を制圧することはもちろん、対空ミサイルで前方に出た哨戒艦を敵ミサイルから保護してくれる。



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