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09年アジア最高プロ野球チームを決める一本勝負。14日、日本・長崎ビッグNスタジアムで行われる韓日チャンピオン決定戦は中心打線の爆発力がカギとなる。
両チームは各リーグで最高レベルの中心打線を誇る。韓国プロ野球で3割-30本塁打-100打点を記録した打者は2人。その2選手が起亜(キア)タイガース所属だ。12球団からなる日本プロ野球でも今シーズンこの記録に到達した選手は2人しかいない。読売の主砲、小笠原道大とアレックス・ラミレスだ。
◇韓国シリーズMVP+元メジャーリーガー+シーズンMVP
起亜は主軸選手のけがで戦力に支障が生じている。しかし中心打線は韓国シリーズと同じラインアップ構成が可能だ。起亜の曺汎鉉(チョ・ボムヒョン)監督は「羅志完(ナ・ジワン)、崔煕渉(チェ・ヒソプ)、金相賢(キム・サンヒョン)で中心打線を組む」と明らかにした。
大卒2年目の羅志完は今シーズンの目標だった20本塁打(23本)を達成した。そして今年の24号・25号アーチでチームを韓国シリーズ優勝に導いた。韓国シリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれ、勢いに乗っている状態だ。
05年、LAドジャース所属だった崔煕渉はアジア選手では初めてメジャーオールスター戦のホームラン競争に参加した。その年、3打席連続ホームランを放つなど、印象に残る活躍を見せたからだ。国内復帰を選択し、米国での夢をあきらめたが、09年に韓国を代表する大砲に成長した。打率3割8厘・33本塁打・100打点をマーク。
起亜の核打線は金相賢で完成される。本塁打(36本)・打点(127点)の2冠を獲得し、シーズンMVPにも選ばれた。3人が固まればこうした数値以上の力が生まれる。
◇左・右・左+李承燁
しかし読売の中心打線はそれ以上だ。左打者の小笠原を避ければ、次に右打者のラミレスが登場する。その後が李承燁(イ・スンヨプ)を引きずりおろした左打者の亀井義行だ。
小笠原は今シーズン31本塁打を放ち、5年連続で30本塁打を達成した。打率3割9厘・107打点と、パワーと技術を兼ね備えている。
ラミレスの成績は打率3割2分2厘・31本塁打・103打点。生涯初の首位打者を獲得し、そのパワーは今シーズンさらに輝いた。5番打者の亀井も打率2割9分・25本塁打・71打点と主戦力に定着した。
今シーズン振るわなかった李承燁は6番で中心打者を後押しすると予想される。韓国チームを相手に名誉回復を狙う。
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