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米、ボズワース代表の訪朝を受諾…来月「核対話」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



オバマ米行政府発足以後、初の朝米高位級対話が年内に行われることになった。フィリップ・クローリー米国務省公報担当次官補は10日(現地時間)、北朝鮮のスティーブン・ボズワース対北政策特別代表の訪朝の招請を受諾すると公式発表した。こうして5月、北朝鮮の2次核実験強行と6カ国協議拒否で破局に向かっていた北核問題が、再び外交交渉テーブルにつくことになった。北核問題に精通した政府高位当局者は「ボズワース代表の対話相手として姜錫柱(カン・ソクチュ)北朝鮮外務省第1副相が出席することで朝米が合意した」と伝えた。訪朝時期についてクローリー次官補は「まだ決まっていない」とし「年末までには開かれると思う」と述べた。消息筋によれば米国の感謝祭の連休が終わる12月初旬が有力だ。

米国はボズワース代表の訪朝の招請を受けてから3カ月たって受諾した。それだけ内部論争が熾烈だったということだ。政府当局者は「北朝鮮の誤った行動(核実験)に対する国連の対北制裁が優先されなければならない上、非核化に対する北朝鮮の態度の変化がない状況では対話を急ぐ必要がないというワシントンの気流が強い」と説明した。意図的な引き延ばし戦術も一定部分で作用した。これは対話復帰-交渉決裂-挑発行為を繰り返す北朝鮮式交渉パターンに巻き込まれず、対話の主導権を北朝鮮に渡さないという意図であった。対話が始まっても既存の対北制裁は解除しないということも過去のブッシュ政権の時と変わった姿だ。


北朝鮮の立場は変化がない。「米国の敵視政策が核問題の根源」であるだけに「朝米2者対話で問題を解決しなければならない」というものだ。非核化と朝米関係正常化、停戦協定廃棄と平和体制への転換などを連動させ、当事者である米国とだけ交渉するというのだ。北朝鮮は朝米対話の回数を最大限増やし、事実上の交渉の場として活用しようとする可能性が高い。

ボズワース代表の訪朝の当面の目標は、北朝鮮の6カ国協議復帰だ。これに対して北朝鮮は水面下チャンネルを通じた事前協議で明確な意思を明らかにしなかったという。しかし「平壌へ来ればことがうまく運ぶ」という暗示を与えたというのが消息筋の話だ。政府高位当局者は「ボズワース代表が事前の約束や担保を持って行くことではないが、(6カ国協議復帰)可能性に対する期待を持っていく」と述べた。このような情況を勘案すれば、北朝鮮はボズワース代表の訪朝と1~2回、第3国での会談を経て6カ国協議復帰を受け入れ、朝米2者対話と6カ国協議を同時に進行させようとする可能性も考えられる。同当局者は「北核問題がこれまでの制裁一辺倒から脱して対話を並行させるツートラック(two track)の道に入れば北朝鮮はこれに乗じて5者協力に亀裂を入れるだろう」とし「こんな時ほど5カ国間の協力が重要だ」と述べた。



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