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焼く音が軽快で楽しく、燃え上がる火で目も楽しむ。おいしそうな香りに誘惑され、熱気でからだが温まる。口に入れると熱々の火の気運が広がる。「五感満足」の鉄板料理だ。鉄板料理が発達している国は韓国と日本だ。数人が向かい合って楽しく食べる韓国の鉄板料理、色とりどりの食材を見る楽しさがある日本の鉄板料理。魅力は異なるが、「寒い日にはもっと食べたくなる」という点は同じだ。「ピンデトック」(韓国風のお好み焼き)にはマッコリ(濁酒)、「お好み焼き」にはビールだ。やや油の多いピンデトックの塩っぽい味にはさわやかなマッコリの甘みがよく似合う。果汁の入ったソースで甘みがあるお好み焼きにはビールの苦味がよく似合う。ピンデトックは通常十分な量を焼いて、大勢の人が分けて食べる。日本には1人でも食べられるミニサイズのお好み焼きも多い。韓国のピンデトックが噛みごたえのある緑豆の味なら、大阪のお好み焼きは歯ごたえのあるキャベツの味といえそうだ。
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