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ピ、「ニンジャ役に拒否感あったが…」(1)

ⓒ JES/中央日報日本語版



これまで米ハリウッドに進出するというニュースを伝えた俳優は多かった。しかし、実際にメジャー市場にきちんと顔を出したスターは稀だった。女優チョン・ジヒョンが、日本、フランス、香港が共同制作した「ラスト・ブラッド」(Blood)に出演、韓国内と欧州、日本を経て米国でも公開されたものの反応はいまいちで、昨夏に公開された「G.I.ジョー」のイ・ビョンホンが助役を通じて強く印象付けたのがすべてだ。

これまで有名なハリウッドのメジャースタジオで、いわゆる「ワントップ」として出演した例がなかったが、今回、歌手で俳優のピ(Rain、チョン・ジフン)が「ニンジャ・アサシン」(Ninja Assassin)でスタートを切った。


「ニンジャ・ アサシン」は「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟監督と、ハリウッドの有名な制作者ジョエル・シルバーが制作し、「Vフォー・ヴェンデッタ」のジェイムズ・マクティーグ監督が演出を務めたアクション・ブロックバスターだ。ハリウッドのメジャースタジオ、ワーナーブラザースが配給を担当し、11月26日から米全域で約2800のスクリーンを通じ公開される予定だ。

--ハリウッド映画に主演した所感は。

「今回の作品はとにかくうまくいかなければいけない。『スピード・レーサー』はデビュー作品で助演だったため興行とは関係なく、個人的に踏み台となった作品だったとすれば、今回は、成功しなければ次回作品があり得ないという悲壮な覚悟で臨んだ。約1000億ウォン(約78億円)にのぼる映画で、単独主演したというのが今でも信じられない」。

--なぜウォシャウスキー兄弟監督が米国では無名も同然のピを選んだのだろうか。

「人生に3回のチャンスがあるというが、歌手でプロデューサーのパク・ジニョンさんと出会ったのが1回目だとしたら、ウォシャウスキー兄弟と出会ったのは2度目のチャンスといえる。『スピード・レーサー』のオーディションで“I Can Do It”を100回ほど叫んだと思う。自分のすべてを見せて、キャスティングされた。そして『スピード・レーサー』の撮影地でウォシャウスキー兄弟監督にばかり付きまとった。そのとき「ニンジャ・アサシン」のシナリオを見た。アクションスクールで習ったアクションを吐き出すかのように、すべてを見せてやった」。

--韓国の俳優としてニンジャ映画に拒否感はなかったか。

「あえて韓国的な色にこだわるわけではないが“悪の群れであるニンジャを殺すキラー役”ということで慰められた。ウォシャウスキー兄弟監督がよく知らずにいる韓国について教えることもあった。自然と韓国への理解を深めることができ、意図したわけではないが、劇中KBSテレビの時代劇や明成皇后の歴史に関連したセリフが入ることになった」。



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