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李明博(イ・ミョンバク)大統領夫人の金潤玉(キム・ユンオク)さんが10日午前、韓流スターのペ・ヨンジュンさんと70分間にわたり会談した。韓食世界化推進団の名誉会長を務める金さんが、推進委員のペさんを招いて行われた対話のテーマは韓国料理だった。場所は外賓らを接待する際に主に使われている青瓦台(チョンワデ、大統領府)内の伝統韓屋の常春斎(サンチュンジェ)だった。
金さんは「主婦生活38年になるが、伝統料理はよく知らなくても一般の料理はよく知っている。韓国料理はメニュー選びが重要だ」とした上で、「(海外からの客が)神仙炉(シンソンロ)はみなさんお好きなようだ。ブルガリアの大統領は神仙炉にごはんを食べながら、ごはんにキムチをのせて召し上がった。オバマ大統領はハワイにいた時にチャプチェにプルコギを食べたというが、今回(訪韓したら)どのような韓国料理メニューをお出しするか悩みが多い」と述べた。
東京で韓国料理店の「高矢禮」を運営するペさんが「若い人たち(韓国料理人)を連れて行きたいが、10年以上の経歴がなければビザが発給されない」と苦労を打ち明けると、金さんは「改善策を積極的に検討したい」と約束した。
「一般の人たちは韓国料理のパンチャン(常備菜)はおまけでくれるものと考える。ケランチム(茶わん蒸し)とサンマが出てこなければ(食堂に)行かなくなるのではないか。そこでセットメニューを開発すべきだ」「ニューヨークでも韓国の青年がビビンバの店を出したが、配達もしテイクアウトもしており反応は良い」など金さんの説明が続くと、ペさんは「どうしてそんなに詳しいのか」と舌を巻く場面も。
対談は「韓屋」の話題へと続いた。金さんは「ソウル市長退任後、嘉会洞(カフェドン)の韓屋に住んだが、冬は寒くてビニールをかけ毛布もかけて寝た。防音が良くなく、“秘密の話をする時はふとんをかぶってしよう”と大統領に冗談を言うこともあった」と紹介した。
ペさんが「金さんとお会いするのはとても大変なことと考えていたがとても気楽だ」と言うと、「一生大統領夫人をやるわけでもなく、力んでいては出ていくときにどうなるか。幼なじみの友人らには普通にしようと言った。そうすれば退任後に寂しいこともない」とこたえた。また「青瓦台に閉じ込められているのではないか」とのペさんの言葉に、金さんは「実はときどき外出する。ミュージカルも見て、出演したオク・ジュヒョンさんと写真も撮ったり、こっそりと行ってくる。娘の家で出前のチャジャンミョンを食べるのが楽しみでときどき出ていく」と話した。
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