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<野球>日本球団、韓国の外国人選手に注目

ⓒ JES/中央日報日本語版

(右)グローバー、(左)ガトームソン



例年の戦争。相手はまた日本だ。ある外国人選手スカウトは「球団が再契約の意思を明らかにしてもすぐにサインをしなければ、その9割は日本球団と接触中ということだ」と明らかにした。

日本の球団はシーズン中、随時スカウトを韓国に派遣する。国内自由契約(FA)選手獲得のための準備段階だ。しかしより多くのスカウトが外国人選手の分析に集中している。09年に韓国でプレーした外国人選手のうちトーマス(ハンファ)とグローバー(SK)、ガトームソン(起亜)が合格点を受け、獲得リストに名前が載った。


◇なぜ韓国リーグの外国人選手? 

最近の韓国は国際舞台で日本に次ぐ成績を収めている。これが韓国プロ野球のレベルを見直す契機になっている。韓国人FA選手を眺める日本球団の目が変わった。こうした視線は外国人選手にも同じように適用されている。

首都圏球団の外国人スカウトは「すでにウッズ、フェルナンデス、グライジンガーを通して、韓国で成功した外国人選手が日本でも通用することが証明されている。国際大会の成果が韓国プロ野球を見直すきっかけになり、外国人選手への関心もさらに高まった。特に技術が上がった韓国人打者を相手に10勝以上をマークした投手なら、日本の球団も実力のある投手と評価する」と説明した。

トーマスは今シーズン2勝5敗13セーブ、防御率2.88で、昨年の成績(3勝6敗33セーブ、防御率2.84)より落ちた。しかし阪神タイガースはずっとトーマスに注目している。「すでに韓国プロ野球についてはすべて知っている。ハンファのチーム成績(8位)がトーマスにとって悪材料になったという判断だ」というのがスカウトの伝言だ。

グローバーとガトームソンに対する分析もすでに終えた状態だ。あるスカウトは「日本メディアを通して獲得説が提起された球団は、すでに何度かグローバーとガトームソンが登板した試合を視察した」と伝えた。

◇なぜ日本か

地方球団のスカウトは「率直に話すと、日本と韓国の球団が同じ選手をめぐって獲得競争を繰り広げる場合、勝率は2割にもならない」と語った。結局は金額の差だ。「契約金および保障年俸に大差はない。ただ、成功した場合につかむ金額は天と地の差」という説明だ。

日本プロ野球は外国人選手の保有に制限がない。1軍登録外国人選手を4人と規定しているだけだ。「日本入国」の障壁は大きくないということだ。ひとまず日本球団に入団して‘ベッティング’できる。

外国人選手が多いという点は適応にもつながる。「2軍に落ちても一緒に対話できる外国人選手がいる。韓国よりも孤独に耐えやすい」という説明だ。

「韓国はまた戻れる舞台」という考え方も外国人選手の日本行きにつながっている。あるスカウトは「スカウトに不利な点がある。日本を経験した選手は韓国舞台に簡単に適応できる可能性が高い、という国内球団の考えだ。日本へ行った外国人選手が翌シーズンに韓国と契約する際、日本での成敗に関係なく‘日本での経験’を強調する」と指摘した。



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