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日本の財界人も感心、携帯電話通訳サービス(2)

ⓒ 中央日報日本語版
 ◇19歳以上の成人がボランティア

bbbは「知的ボランティア」だ。外国語に堪能でなければできない。ボランティアメンバーの多くが引退した外交官、元・現職教授、同時通訳者、海外大学卒業者らであるのはこのためだ。

一方、時間と場所、高齢はほとんど関係ない。日本語ボランティアメンバーの洪大植(ホン・デシク)韓国能率協会副会長(85)は「あと2カ月で87歳になる。携帯電話と外国語実力だけあれば死ぬ日までできるボランティア」と話した。


子育て、美術学校の講師などで忙しい主婦のチョン・ミンジョンさん(33)も5年間の留学生活で身に着けたイタリア語で通訳ボランティアを行っている。8年間続けてきたボランティアを夫が最近知り、「こんなにイタリア語をうまく話せるとは思わなかった」と話していたという。

ボランティアメンバーは「携帯電話で人の役に立ちながら、外国語の感覚も維持できる」とbbbの長所を選んだ。北京師範大で中国語学科を卒業したハン・インシルさん(26、女性、会社員)は「中国語の実力も維持でき、他の人を助けられるというのがよい」と語った。

◇緊急状況が多く夜中に電話も

「緊急状況かもしれないので夜中でも反射的に電話を受けている」と日本語ボランティアのパク・チョンリョン亜州自動車大教授がbbbボランティアメンバーの心を代弁した。「夜中に電話を受けるのは大変って?ボランティアができるチャンスが来たということに喜びを感じる」

電話ボランティアは月に1-2回だ。ベトナム語・タイ語などの需要に比べてボランティアメンバーが少ない場合は週に2-3回ほど電話がかかってくる。1回の通話で2-10分がほとんどだが、例外もある。フランス語の通訳ボランティアをする西原(ソウォン)大学のファン・ヘヨン教授(38、女性)は「空港から移動しながら知りたいことを次々と尋ねてきたので、通話時間が1時間以上になったこともある。疲れは感じず、いろいろと力になれてうれしかった」と語った。

bbbボランティアメンバーは一銭も受けない。助けた人から後日あいさつを受けることもできない。代表電話番号を通じてのみ連結し、名前もなく‘bbb奉仕者’としてのみ活動するためだ。時にはひどい言葉を吐く人や無理な要求をする人もいる。夜中に電話の音で起こされたりもする。しかしボランティアメンバーらは「海外で苦労した経験」を思い出し、問題が解決した時の喜びを考えながら電話を受ける。

洪大植韓国能率協会副会長は「日本の財界人はbbbサービスに『イイデスネー』と感心しているが、自国では似たサービスを作り出せずにいる。携帯電話は韓国のように多いが、人(ボランティア人材)の問題があるようだ」と述べた。イ・ジェフン韓国bbb運動会長も「bbbの力はボランティアメンバーから出てくるものだ」と強調した。世界唯一の携帯電話通訳インフラ、その秘訣は「人」だった。



日本の財界人も感心、携帯電話通訳サービス(1)

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