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「和食器手に入らず花瓶や鏡に寿司盛りつける」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
満園教授は、料理だけではなく食べ物を盛りつける方式にも格別の注意を傾けなければならないと強調した。満園教授がカナダへ行くまでは、日本大使館で主にフランス料理を作っていた。したがって和食の食器がまともに揃っていなかった上、食材の供給も不十分だった。

教授は発想を切り替えた。まず現地の食材をひとつひとつ味見をし、日本料理に最も近い味を探しだした。生姜の甘酢漬けが手に入らないと現地のリンゴの中で最も酸っぱくて果肉が堅い種類を選び、薄く切って酢に漬けた。食器も日本の生け花に使う花瓶や鏡に寿司を盛りつけるなど、新しい方法を考えた。日本料理のアイデンティティを生かしながら宴会で日本料理に初めて接する人々にも難なく食べてもらえるよう気配りした。

「料理を器に盛ることは服を着せることと同じです。自国の食べ物をグローバル化するためには料理そのものだけではなく、その料理を盛りつける方式も多角的に考えなければなりません」韓国料理のグローバル化過程でもこうした努力が重要だというのが満園教授の指摘だ。

「和食器手に入らず花瓶や鏡に寿司盛りつける」(1)

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