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日本メディアが、5日の日本シリーズ(読売-日本ハム)第5戦で李承燁(イ・スンヨプ、33、読売)が死球で出塁した場面に注目した。
スポーツニッポンの電子版は6日、「年俸6億円の大砲が見せた泥臭さと勝利への執念が、ミラクル勝利の布石だった」と強調した。
李承燁は第5戦で0-1とリードされた8回裏、代打で出場し、建山の5球目のシンカーに当たった。ボールをよけることもできたが、李承燁はそのまま足に当てた。李承燁は記者の質問に対し「あの打席は出塁しか考えていなかった」と答えた。
スポーツニッポンは「韓国代表選手はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)やオリンピック(五輪)などの大一番では内角球をよけず、死球で出塁をもぎ取ることがあった」とし「李承燁にとって日本シリーズという大舞台で内角球に向かっていったのは当然の行動だった」と伝えた。
読売はこの日、7回まで一度も先頭打者を出塁させることができなかった。8回表に代打で登場した李承燁が死球で出塁し、俊足の鈴木と交代した。鈴木が二塁への盗塁を決め、一死三塁から同点打が出た。読売は1-2とリードされた9回裏、亀井の同点ホームランと阿部のサヨナラ本塁打で勝った。
試合後、日本ハムの梨田監督は「李承燁の足が大きかったようだ」と冗談交じりに悔しさを表現した。
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