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3000万ウォン(約230万円)台の乗用車市場で国内企業と輸入企業の競争が本格的に始まった。競争に火をつけたのはトヨタコリアだ。トヨタは先月20日、国内に4つのモデルを出し、核心3モデルの価格を3000万ウォン台に決めた。
これに伴い2つの大きな変化が起きた。輸入車の価格帯の中心が5000万-7000万ウォン台から3000万ウォン台に移動している。また、これまで輸入車市場を一種のニッチ(すき間)と考えてきた国産車企業は輸入車との正面勝負が避けられなくなった。
◇輸入車市場の重心が移動=トヨタはカムリを3490万ウォンで売り出した。韓国に持ち込む車種は米国で販売する2.5Lモデルのうち最上級のXLEと同じだ。
オプションが似た車を米国で購入する場合、2万8000ドル(約3300万ウォン)はする。韓国の関税(8%)と市場規模を考えると、世界で車の価格が最も安い米国よりも安いといえる。
これを受け、トヨタコリアは販売を始めて15日間で4800台を契約した。半月の契約分が昨年1年間の輸入車販売順位で5位に入るほどの記録だ。
これに伴い、輸入車の価格帯に変化が生じることになった。輸入車市場で3000万ウォン台の車の販売比率は昨年2位まで上がった。今年に入って4000万ウォン台の比率が増えたが、これはホンダが上半期に主要車種の価格を一時的に4000万ウォン台に引き上げたことによる影響が大きい。
3000万ウォン台のレース…国産・輸入車が真っ向勝負(2)
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