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李大統領、金正日総書記に核放棄を要求

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



李明博(イ・ミョンバク)大統領は4日「北核問題の解決なしには南北韓協力にも限界があるほかない」と述べた。李大統領はグランドハイアットホテルで行われたEIU(イギリスエコノミスト誌系列の研究機関)主催シンポジウムの基調演説を通じ「南北間経済協力拡大は北東アジアだけではなく、全世界の平和と持続発展に役立つもので、このためには南北韓の協力に大きな障害要素である北核問題が解決されなければならない」とこのように強調した。

李大統領はまた「一段階経て償って、また一段階経て償う方式では20年が経っても北朝鮮は変わることがない」とし「北朝鮮の強い核放棄の意志と完全な妥結の意志を確認することが重要だ」と述べた。本人が提案した北核グランバーゲン(一括妥結)に対しては「北朝鮮の核放棄意志を確認し、北朝鮮が(核を)断念すれば望みは何なのか確認して交渉をしようということだ」と説明した。


特に李大統領は一問一答で「重要なことは金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が交渉を長びかせればオバマ大統領の任期が終わり、大統領が変わり、韓国大統領も変わり、中国大統領(国家主席)も変わり、それでは交渉をまた始めなければならない」とし「無制限に待つことはできないことだと思う」と強調した。

李東官(イ・ドングァン)青瓦台広報首席はこれについて「この1年で、韓日米政権がすべて変わったが、北核問題に対してはどこも協力の姿勢を見せている」とし「李大統領の返事はこうした事実を指摘したもの」と述べた。それとともに「過去には時間を引きのばせば、なかったことになって国際社会が北朝鮮を非難した。これがまさに“サラミ戦術”だったが、(国際協力が確かになっただけに)もう時間は味方だ」と説明した。

6カ国協議関連国の指導部が変わるたびに交渉を引き延ばさないために、一括妥結方式で北核交渉を早期に終えなければならないという趣旨で、グランドバーゲンの当為性を説明したものだ。一方、李大統領は前職大統領の逝去などこれまで経験した政治的難関について質問を受けると「躍動的変化と困難があったが、韓国は少しも後退しなかった」と遠回しに答えた。それとともに「常に肯定的で希望的な考えを持っている」と付け加えた。経済状況に関連し、李大統領は「まだ景気回復に関する不確実性が続いているが、韓国経済は今年第4四半期にもプラス成長を続け、来年には正常な成長軌道に復帰できるものと期待している」と述べた。



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