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トヨタ、ハイブリッド車で黒字へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



「トヨタのハイブリッド車部門で今年初めて黒字が予想される。97年末にハイブリッド車の販売を開始して以来初めての黒字となる」

3日、仁川(インチョン)永宗(ヨンジョン)島で開かれたトヨタ試乗会で会った「プリウス」担当の大塚明彦チーフエンジニア(48)は「ハイブリッド車で利益が出るのは、各国の排気ガス規制が強化され、燃費が良い10余モデルが全体的によく売れているため」と述べた。


大塚氏は今年2月に発売した第3世代プリウスの開発を総指揮した。現在、、2010年型プリウスの開発も担当している。

トヨタの今年のハイブリッド車販売は60万台にのぼり、歴代最高を記録する見込みだ。日本で今年1-10月、「プリウス」は15万台以上売れ、ハイブリッド車が初めて一般乗用車を抜いて「ベストセラー」になった。「プリウス」は先月韓国でも発売され、半月で予約台数が500台を超えた。

これまで世界の自動車業界は「ハイブリッド車は利益が出ない」という認識から積極的に開発に取り組んでこなかった。現代(ヒョンデ)自動車も同じだ。

李賢淳(イ・ヒョンスン)現代車研究開発総括副会長は今年7月、アバンテLPiハイブリッド車の発表会で「ハイブリッド車は量産しても赤字が出るため、優先的には開発しない。先発企業のトヨタもハイブリッド車を売れば数百万ウォン台の赤字を出すほどだ」と話していた。

大塚氏はこの日、「トヨタがハイブリッド車で利益を出せるのは部品数を減らしたこととも関係がある」と説明した。大塚氏は「第3世代まで3度のフルモデルチェンジを行った。草創期モデルに比べて部品数を5%ほど減らし、組み立てをより簡単にした」とし「こういう効果が量産と重なり利益が出た」と説明した。

ハイブリッド車はモーター・バッテリー・インバータなど各種電子装備が多く、一般乗用車(約2万個)より部品数が2000個以上多い。「プリウス」は現在日本豊田市など2工場で月5万台ずつ生産される。

これに先立ちトヨタ車の韓国市場発表のために来韓した布野幸利トヨタ海外営業総括副社長も中央日報とのインタビューで「今年ハイブリッド車が規模の経済効果のため利益が出る見込み」と述べた。



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