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国連が選んだ「住みやすい国」…ノルウェー1位、韓国26位

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



各国の経済力はよく国内総生産(GDP)で表す。国土内で一定期間に生産した財とサービスの総合だ。GDPを人口の数で分った1人当たりのGDPは、その国に住む人がどれほど経済的に豊かな人生を享受できるかを示す。

しかしGDPが多いからといって国民も幸せだとは限らない。例えば大規模な土木工事で環境が破壊されれば、GDPは増加しても住民の生活の質は悪化する。GDPは経済発展レベルを測る指標にすぎず、金額で表せない生活の質や幸福度を示すには限界がある。


GDPの代案として出てきた指標のうち代表的なものが国連開発計画(UNDP)の「人間開発指数」(Human Development Index・HDI)だ。UNDPは毎年1回ずつ「人間開発報告書」でHDI数値と国家別順位を発表している。1人当たりのGDPをはじめ、教育水準・平均寿命など人間らしい生活に必要な要素を総合的に反映するのが特徴だ。

2009年の人間開発報告書によると、韓国のHDIは0.937で世界26位だった。UNDPが07年の各国の経済・社会指標に基づいて算出した。HDIが0.9を超えれば「人間開発の水準が非常に高い」ことを意味する。

調査対象182カ国のうちHDIが0.9%以上の国は計38カ国だった。HDI0.8以上0.9未満(45カ国)は「高い」、0.5以上0.8未満(75カ国)は「普通」、0.5未満(24カ国)は「不振」に分類される。

最上位圏はノルウェー(1位)、アイスランド(3位)・アイルランド(5位)など北欧国家が多かった。一方、世界最大経済大国の米国は13位、英国は21位だった。アジアでは日本が10位で最も高く、シンガポール(23位)・香港(24位)は韓国をやや上回った。中国は92位にとどまり、アフリカのニジェールは最下位だった。北朝鮮は統計資料不足で調査対象に含まれなかった。

国内では韓国保健社会研究院が最近、経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国を対象に「国民幸福指数」を算出し発表した。所得不平等の程度と雇用率・期待寿命・自殺率・貧困率などを反映した指標だ。この調査では1位がスイス、2位がルクセンブルクで、韓国は25位だった。



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