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来年からは中国産の低価格自動車も韓国に入ってくる予定だ。中国3位の自動車企業である東風自動車が初めて国内に進出することになった。
現代・起亜(ヒョンデ・キア)車は日本自動車市場を絶えずノックしている。最近はいつも失敗に終わっていた乗用車ではなく、燃費がよい高級バスで日本市場の突破口を見いだそうとしている。
日本のトヨタも10月末から国内で販売を始め、1週間に3000台を契約するなど、現代・起亜車の牙城である韓国市場の攻略に乗り出した。韓日中の「自動車三国志」局面だ。
◇中国車が韓国市場をノック=東風車は先月、国内輸入源の東風モータースコリア(DFMK)と販売契約を結び、来年4月から1トン軽トラックと商用ミニバン、6-9人乗りのバンを販売する計画だ。今年1-9月に中国内で19万台が売れたベストセリングモデルだ。
DFMKは国内輸入車業界の幹部らが集まり、資本金10億ウォン(約8000万円)で設立した会社だ。東風車は、中国で起亜車(東風悦達起亜)、日本の日産、フランスのシトロエンとの合弁会社。昨年132万台(輸出2万台を含む)を販売した。今年は180万台の販売を目標にしている。韓国に入る車は東風の系列会社、東風ミニオートが供給する。
DFMKのイ・チョルウン代表は「国産車より30%以上安いため、個人事業者を対象に販売すれば十分に競争力がある」とし「今月から認証に入り、遅くとも来年4月ごろ販売できるだろう」と述べた。また「東風は2年前から欧州・シンガポールにバンを輸出しているため、韓国での認証に技術的な問題はないはず」と語った。
東風の1トントラックは最高82馬力の1310ccと52馬力の1051ccガソリンエンジンを搭載している。価格は基本形が890万ウォン台、高級型が1100万ウォン台。
現代車「ポーター」が競合車だ。馬力などに差はあるが、現代車の「ポーター」(1300-1500万ウォン)より30%以上安い。燃料はガソリン価格の半分水準の天然ガス(CNG)も使える。国内自動車のニッチ市場で十分に競争力があるという説明だ。この会社は来年、月平均1000台を販売し、2011年には1500台まで増やす計画だ。
低価格の中国産トラック・バンが押し寄せる…韓日中自動車三国志(2)
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