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韓国ピジョンvs日本ピジョン 同志から敵に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



韓国ピジョンが日本ピジョンとの協力関係を終え、相手領域に進出して激しい競争を繰り広げる予定だ。両社の関係が「同志」から「敵」に変わったのだ。

韓国ピジョンは生活用品専門企業(株)ピジョン、日本ピジョンは乳児・授乳用品専門会社「ピジョン株式会社」だ。韓国ピジョンと日本ピジョンは1999年から維持してきた乳児用品輸入販売契約を2010年1月31日付で終了することにした。韓国ピジョンは洗剤・柔軟剤・生活用品に集中し、乳児用品は日本ピジョンの製品を輸入して販売する契約だった。


両社の縁は10余年前に遡る。日本ピジョンは90年代初期から韓国市場進入を試みた。韓国ピジョンは商標権争いをするよりも協力関係を構築し、核心分野に集中するのが望ましいという判断で、99年に日本ピジョンと契約した。韓国ピジョンは乳児用品の一部の製品に対し「ピジョン」という名前の国内商標権を保有していたが、生活用品に集中すべきだと考えたのだ。

両社は名前は同じだが、日本ピジョンが57年に先に設立された。その後、繊維柔軟剤「ピジョン」を開発したイ・ユンジェ会長が78年、日本にピジョンという会社があることを知らずに「ピジョン」という社名をつけた。

両社間の感情が歪んだのは中国市場のためだ。韓国ピジョンは92年からグローバル経営を標ぼうし、中国に「碧珍」というブランドで進出したが、英語名も併記するため2005年に商標権を登録しようとした。その結果、日本ピジョンが2000年に、自社がほとんど生産していない洗剤と柔軟剤・生活用品などに「ピジョン」という商標を登録していたことが分かった。

両社が協力関係を構築して間もない時点に不意打ちを食らったことに憤慨した経営陣は、契約期間が満了すると、再更新をしないことを決めた。また日本ピジョンが生産する乳児用品の市場に独自進出することにした。すでに生産している洗剤「ピジョンベビー」などのほか、新製品として乳児用柔軟剤・ウエットティッシュ・ほ乳瓶洗浄剤・授乳用品・スキンケアを発売する計画だ。



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