北朝鮮が今回使用済み核燃料棒8000本を再処理したことによって6~8キロの兵器級プルトニウム(Pu-239)を追加で確保することになった。核兵器1個分だ。北朝鮮が核兵器小型化に成功すれば2個まで作ることができる。すでに保有中のプルトニウムを合わせれば計46~48キロ(1、2次核実験使用量除外)を北朝鮮が確保したものと推定される。この分量なら核兵器を7~8個製造することができる。小型化した場合には最大15個までも作ることができるものと軍当局は見ている。
北朝鮮が再処理した使用済み核燃料棒は2005年以後、寧辺5MWe級原子炉に装着して使った核燃料だ。6カ国協議が進行された期間だった。この使用済み核燃料棒は6カ国協議の2・13合意による寧辺核施設無能力化措置の一環で国際原子力機関(IAEA)が2007年に封印した。北朝鮮が、国際社会が封印した使用済み核燃料棒を再処理したのは今回が2度目だ。北朝鮮は2003年にもジュネーブ基本合意によって封印した使用済み核燃料棒をすべて再処理している。
北朝鮮は今回再処理した使用済み核燃料棒を2年ほど原子炉に装着させた。しかし軍当局は実際の原子炉稼働期間を1年程度と推定している。原子炉が古く、随時に稼働が中断しているからだ。核兵器用プルトニウムを抽出するためには核燃料を原子炉で1年以上稼動させない。1年以上稼動すればプルトニウムの量は増えるが、質が落ちるからだ。
北朝鮮が8000本の使用済み核燃料棒を再処理した施設は寧辺の放射化学実験室だ。ここには放射能を遮断できるフリントガラスになったホットセルが設置されている。北朝鮮は再処理のためにホットセルの中で使用済み核燃料を硝酸溶液に溶かしてプルトニウムを抽出する作業を進行させたものとみられる。
北朝鮮が今回の使用済み核燃料棒からプルトニウムを抽出したと明らかにすることによって今後、追加で核実験の可能性もいわれている。核兵器を小型化するためだ。小型化に成功すればスカッドやロドンなど、弾道ミサイルの弾頭に装着することができる。
北朝鮮が再処理した使用済み核燃料棒は2005年以後、寧辺5MWe級原子炉に装着して使った核燃料だ。6カ国協議が進行された期間だった。この使用済み核燃料棒は6カ国協議の2・13合意による寧辺核施設無能力化措置の一環で国際原子力機関(IAEA)が2007年に封印した。北朝鮮が、国際社会が封印した使用済み核燃料棒を再処理したのは今回が2度目だ。北朝鮮は2003年にもジュネーブ基本合意によって封印した使用済み核燃料棒をすべて再処理している。
北朝鮮は今回再処理した使用済み核燃料棒を2年ほど原子炉に装着させた。しかし軍当局は実際の原子炉稼働期間を1年程度と推定している。原子炉が古く、随時に稼働が中断しているからだ。核兵器用プルトニウムを抽出するためには核燃料を原子炉で1年以上稼動させない。1年以上稼動すればプルトニウムの量は増えるが、質が落ちるからだ。
北朝鮮が8000本の使用済み核燃料棒を再処理した施設は寧辺の放射化学実験室だ。ここには放射能を遮断できるフリントガラスになったホットセルが設置されている。北朝鮮は再処理のためにホットセルの中で使用済み核燃料を硝酸溶液に溶かしてプルトニウムを抽出する作業を進行させたものとみられる。
北朝鮮が今回の使用済み核燃料棒からプルトニウムを抽出したと明らかにすることによって今後、追加で核実験の可能性もいわれている。核兵器を小型化するためだ。小型化に成功すればスカッドやロドンなど、弾道ミサイルの弾頭に装着することができる。
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