ＬＧディスプレーは３日、中国の広州市と第８世代液晶パネルの生産ラインに投資する契約を交わした。８月に覚書を交わしてから３カ月ぶりだ。

同社と広州市は韓国政府の承認を経て合弁法人を立ち上げた後、総額４０億ドルを投じ、２０１２年上半期からの量産を目標に月産１２万枚のパネル生産ラインを建設する。法人名は「ＬＧディスプレーチャイナ」だ。資本金は１３億３４００万ドル規模で、ＬＧディスプレーが７０％を出資し経営権を行使する。第８世代生産ラインは５０インチ級の液晶パネルまで生産できる。液晶パネル生産施設は産業技術流出防止法の適用を受け、韓国政府の承認が必要だ。

ＬＧディスプレーの今回の投資は、急成長する中国の液晶テレビ市場を狙った。ディスプレーサーチによると、中国の液晶テレビ市場規模は今年の２５００万台から２０１２年には４０８０万台と６０％以上増える見通しだ。米州と欧州市場を抑え世界最大の市場に浮上している。


世界最大の液晶パネルメーカーだった三星（サムスン）電子も先月中国・蘇州に２兆６０００億ウォンをかけて３０～４０インチ台のテレビを念頭にした第７．５世代液晶パネル向上を建設することを決定している。２０１１年からの量産が目標だ。