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<カバーストーリー>温かい石のベッド? ロシアでは死者が横になるところ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



オープン初期には試行錯誤ばかりだった。韓流を利用してみようとの考えから韓国製品33ブランドを持ち込んで売った。しかし1~2年も持たずに撤退する会社が続出した。寒い国で温かい石のベッドが売れるだろうという漠然とした期待から入店した企業は1個も売れないまま荷物をまとめた。ロシアでは石の上に寝るのは死んだ人だけという風俗を理解していなかったためだ。

◆現地スタイルに韓国の長所をプラス=ロシアでは百貨店ごとにセール期間が異なる。同時にセールに入る韓国との大きな違いだ。現地のロシア人マーケティングマネージャーは「他の百貨店のセール期間情報を調べこれより数日でも早くセールに入る」と話す。ロシア人は国土が広いためか低層のショッピングモールに慣れており高層階に上がるのをいやがる。マネージャーは「ロシアの客を高層階に誘導するため1フロア上がるごとによりよい景品とプレゼントを提供する」と紹介した。またロシアの郵便配達システムは不安定だ。現地法人長のキム・ソングァン氏は「通常はセール1週間前に案内用ダイレクトメールを送ればよい韓国とは異なり、1~2カ月前に顧客ダイレクトメールを発送しなくてはならない」と話している。


3月からは施設と入店ブランドを大幅に変えた。2~3階の場合、若い女性客のためのブランドより多少価格帯が低い現地高級ブランドを入店させた。その上で韓国的特性は維持することにした。現地の嗜好に合った華麗な製品で人気を呼んだ鞄・雑貨ブランドの「ラブキャット」、ロシアでは唯一100%ブラックラマだけを売るウダン毛皮のプレミアムショップ、東洋的なコンセプトをいかしたLG生活健康の化粧品「ザ・ヒストリー・オブ・フー」が代表的だ。パク・グムス海外事業本部長は、売り場再編前より売上が50%増えた。モスクワ店は早ければ2011年から損益分岐点に達するとみている。



<カバーストーリー>温かい石のベッド? ロシアでは死者が横になるところ(1)

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