ロシアの宇宙開発分野高位官吏が28日(現地時間)、核エンジンを装着した宇宙船を作る計画だと明らかにした。現在の宇宙船は大部分液化水素を燃料として使っており、核エネルギーを動力として使う宇宙船は開発されたことがない。
AP通信によればアナトーリー・ペルミノフロシア連邦宇宙庁長は内閣会議で「2012年まで核エンジンを持った新しい宇宙船の基礎的な設計が完成する。以後9年間の追加開発期間と170億ルーブル(約532億円)が必要だ」と述べ「この計画が完成されれば我々は外国の宇宙船開発をしのぐ新しい技術を保有するようになる」と付け加えた。この通信はドミトリー・メドベージェフロシア大統領が閣僚たちに「非常に重大な計画なので予算確保案を見つけるよう」指示したと報道した。
ロシアは大気圏外にある国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を送るとき、40年になったソユーズ宇宙船を使っている。ロシアはこれに代わる宇宙船を開発しようとしたが、予算などの問題で困難をきたしてきた。
ペルミノフ庁長は「ソ連の人工衛星には小型原子炉が使われたが、核宇宙船はメガワット級の原子炉を持つことになる」と述べた。ソ連の諜報用人工衛星には約1年間、エネルギーを供給できる数キロワット級原子炉が装着された。しかしこの核エンジン宇宙船の用途については言及しなかった。
AP通信はロシアが火星や月探査に対する意志を持っているが、宇宙船の老化などで具体的な計画を立てられなかったと報道した。ロシアはソ連時代の1957年10月に人類初の人工衛星「スプートニク1号」を発射し、宇宙時代を開いた。
AP通信によればアナトーリー・ペルミノフロシア連邦宇宙庁長は内閣会議で「2012年まで核エンジンを持った新しい宇宙船の基礎的な設計が完成する。以後9年間の追加開発期間と170億ルーブル(約532億円)が必要だ」と述べ「この計画が完成されれば我々は外国の宇宙船開発をしのぐ新しい技術を保有するようになる」と付け加えた。この通信はドミトリー・メドベージェフロシア大統領が閣僚たちに「非常に重大な計画なので予算確保案を見つけるよう」指示したと報道した。
ロシアは大気圏外にある国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を送るとき、40年になったソユーズ宇宙船を使っている。ロシアはこれに代わる宇宙船を開発しようとしたが、予算などの問題で困難をきたしてきた。
ペルミノフ庁長は「ソ連の人工衛星には小型原子炉が使われたが、核宇宙船はメガワット級の原子炉を持つことになる」と述べた。ソ連の諜報用人工衛星には約1年間、エネルギーを供給できる数キロワット級原子炉が装着された。しかしこの核エンジン宇宙船の用途については言及しなかった。
AP通信はロシアが火星や月探査に対する意志を持っているが、宇宙船の老化などで具体的な計画を立てられなかったと報道した。ロシアはソ連時代の1957年10月に人類初の人工衛星「スプートニク1号」を発射し、宇宙時代を開いた。
この記事を読んで…