中央日報が推進中の総合編成チャンネル放送進出のためのコンソーシアムに、米国タイムワーナーグループが参加意思を明らかにした。

タイムワーナーグループジェフリー・ビュークス最高経営者（ＣＥＯ）は２７日（現地時間）、韓国のメディア法改正で誕生する新しい放送企業として中央メディアグループが最も適任で有望だとみる」とし「中央日報とのコンテンツ・人的・物的交流を含む多様な方面の協力を期待する」と述べた。


彼はこの日、ニューヨーク・マンハッタンのタイムワーナーセンターを訪問した中央日報の洪錫炫（ホン・ソクヒョン）会長と洪正道（ホン・ジョンド）戦略企画担当理事に会ってこのように明らかにした。同氏は同時に「放送進出のための中央日報コンソーシアムに持分を投資する案も肯定的に検討する」と付け加えた。タイムワーナーが海外メディアグループに経営権確保ではない目的で持分投資をすることは極めて異例的なことだ。ジェフリー・ビュークスＣＥＯは「伝統的にタイムワーナーは海外メディアグループに少数持分投資は避けてきた」とし「ただ韓国放送市場確保という重要性を考慮し、中央日報コンソーシアムに意味ある持分投資を検討する」と強調した。

タイムワーナーはこれに先立ち９月、中央日報の総合編成チャンネル進出を支援するという意を含む公式書簡を送っている。この書簡でタイムワーナーは「カートゥーンネットワーク・ＱＴＶを通じた中央日報との合作事業が満足な成果を出している」とし「このような協力関係を中央日報が推進する放送事業に拡大することを期待する」と明らかにした。タイムワーナーは同時に「放送進出のための事業者申請書類に必要であればこの書簡を加えてほしい」と要請した。

タイムワーナーは「ハリーポッター」シリーズを制作した映画会社ワーナーブラザースとニュース専門チャンネルＣＮＮ、時事雑誌タイム・ピープル・フォーチュンなどコンテンツ会社と米国国内４０００万人の加入者を保有したケーブルテレビ会社ＨＢＯを率いている。２００８年基準売上額が４６９億ドルで、エンターテイメント・メディアグループでは世界１位だ。中央日報はアニメーションチャンネルカートゥーンネットワーク（２００６年）とＱＴＶ（２００８年）２つのケーブルテレビチャンネルをタイムワーナーと共同で運営している。

中央日報はまた２００１年からオンライン新聞Ｊｏｉｎｓ．ｃｏｍ（http://www.joins.com）に ＣＮＮ．ｃｏｍハングルサービスを提供している。２つのグループの協力強化で中央メディアグループはこれからタイムワーナーが保有する多様な映画、ニュースコンテンツ及びチャンネルを活用することができる見通しだ。タイムワーナーも中央メディアグループを通じて韓国はもちろん、アジアエンターテイメント・メディア市場攻略のための足がかりを用意することができることとなった。