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【世界はサイバー新天地戦争】インターネット韓国、無線後進国に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 昨年8月に中国で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)企業代表者会議。日本ソフトバンクの孫正義(ソン・ジョンウィ)会長は「10年以内に世界最大無線インターネット会社をつくる」と宣言した。同社が1カ月前に日本でアップルのアイフォン(iPhone)を独占販売したのがその後の初めての事業だ。孫会長は「今は主にパソコンでインターネットに接続しているが、10年後には携帯電話が主役になる」と述べた。

国内最大通信会社KTの李錫采(イ・ソクチェ)会長は14日、「FMC QOOK&SHOW」発表会で、携帯電話機を片手に持って新しい有線・無線統合サービス(FMC)を紹介した。李会長は「有線でも無線でも音声通話で利益を出す時代は過ぎた。これからは無線データ基盤のコンバージョンサービスを攻撃的に導入する」と述べた。

韓国がインターネットに関しては後発走者と甘く見ていた日本は、すでにモバイル基盤を導入し、‘線のないサイバー世界’の強国に生まれ変わっている。韓国は有線インターネットの成功に陶酔し、最近ようやく海外トレンドに目を向け始めたばかりだ。無線インターネットの価値を知らないわけではなかった。韓国は「ワイブロ」(海外名モバイルワイマックス)のような次世代モバイルインターネット技術を数年前に開発している。


イム・ジュファン韓国デジタルケーブル研究院長は「国内通信業界が内需電話市場に安住し、こうした先端技術を十分に使用できなかった」と指摘した。

◇‘有線強国’の明暗=1982年にソウル大コンピューター工学科と慶尚北道亀尾(キョンサンブクド・クミ)の韓国電子技術研究所を連結した「SDN」が国内インターネットの始まりだ。韓国通信(現KT)が94年にアジアで初めて商用サービス「KORNET」を開始し、インターネットは大衆化の道に入った。インターネット利用者3536万人(世界8位)、超高速インターネット加入者1594万人(世界7位)にのぼるサイバー強国に成長した。

しかしこうした有線の光栄の後ろには無線の影が残っている。メリルリンチの調査(昨年10-12月期基準)によると、韓国の月平均携帯電話使用時間は320分で、ドイツ(100分)の3倍以上、日本(140分)の2倍以上だ。しかし月平均通信料金に対するデータ料金比率は韓国が17%と、日本(41%)・米国(25.5%)・香港(26.7%)を大きく下回る。

時速100キロで移動しながら超高速インターネットを使用できるワイブロを06年世界で初めて商用化したが、4年間の加入者は30万人にとどまっている。



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