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<博物館宝物>鉄博物館に展示された15トンの日本製溶鉱炉

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



溶鉱炉でグツグツと沸く銑鉄のイメージは産業社会の象徴だ。 鉄博物館の前には1966年に東国(トングク)製鋼釜山(プサン)工場に設置された国内初の電気炉がある。 15トンの日本製電気炉だ。 熱に耐えられるよう内側は耐火レンガが張られ、外側は厚い鉄板で製作されている。 ここに屑鉄を入れた後、炭素棒(電極)を入れ、電気を流せば熱が発生する。 その熱で溶けて銑鉄になった屑鉄は、違った形の鉄鋼製品に生まれ変わる。

この電気炉は66年10月に操業を始め、80年までに140万トンの銑鉄を生産した。 京釜線の線路を40回も建設できるほどの量だ。 しかし現在の規模に比べると少ない量だ。 東国製鋼は最近、年産120万トンの銑鉄を生産できる製鋼工場に着工したと明らかにした。 最初の電気炉が14年間生産した銑鉄を1年間で作り出すということだ。


10-20トン規模の小容量電気炉は、73年以降40-70トンの大容量電気炉が導入されながら徐々に姿を消している。 こうした電気炉もやはり屑鉄となり、より大きな電気炉の中で溶けて銑鉄になった。 しかし鉄博物館の電気炉は幸い、屑鉄としてリサイクルされず、博物館に設置された。 韓国の小容量電気炉時代を見せる唯一の実物資料として残っている。

◇鉄博物館(www.ironmuseum.or.kr)=鉄鉱石、鉄製民俗資料、現代鉄鋼資料など3000点余りを所蔵する国内の唯一の鉄専門博物館。 鉄が人類文明に及ぼした影響をさまざまな形で見せてくれる。 09年5月にリニューアルされた。 忠清北道陰城郡甘谷面(チュンチョンブクド・ウムソングン・カムゴクミョン)オヒャン里97番地。



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