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「韓国ワイン文化、短期間で定着」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

仏ワイン会社「バロン・フィリップ・ドゥ・ロスシルド」のアジア支社長アントニー・グルメル氏。 同社はボルドー地方の5大シャトー(ワイン生産施設を備えたブドウ農場)「ムートン・ロートシルト」でスタートした。



「韓国は独特で興味深い市場。 アジアで最も大きい日本市場はすでに飽和状態にある。 韓国はワインを本格的に飲み始めてからわずか10年ほどだが、ワインに対する関心と雰囲気が驚くほど速く広がった。 アジアでこういう国は他にない。 中国市場も急成長中だが、韓国のようにワインを判別するよりも、‘高価なワイン=良いワイン’と考えている」

世界的ワイン名家「バロン・フィリップ・ドゥ・ロスシルド」(以下バロン・フィリップ)のアジア支社長アントニー・グルメル氏(34)の言葉だ。 日本に拠点とするグルメル氏は13日、ソウル新羅(シンラ)ホテルで開かれた「ムートン・ロートシルト・ワイン・ガラ」のために来韓した。


行事の前に中央SUNDAYと会ったグルメル氏は、韓国にワイン文化が短期間に定着した原動力に料理を挙げた。 「韓国料理は辛いと言われるが、 それほど油が多いわけではなく、重い味ではない。 こういう食べ物のおかげで韓国人の味覚が発達していたため、フランス高級ワインの真価もすぐに理解できるようだ」

ワインとよく合う韓国料理にはプルコギを挙げた。 「プルコギの甘みはチリワインとよく合う。 数年前、日本でチリワインを出し、日本のプルコギ店を主要ターゲットにしたこともある」

日本で暮らしているグルメル氏は漫画「神の雫」の日本版ドラマについても語った。 「今年放送されたが、評価は良くなかった。 日本ではヨン様が出演して韓国で作られるドラマが良い作品になると期待している」

グルメル氏はこうした漫画の影響力にちて「ワインをもう少し気楽に楽しめるという点がプラスになる」と述べた。

バロン・フィリップは、フランスのワイン名産地ボルドーの5大シャトーに選ばれるムートン・ロートシルトで生産する最高級ワイン「シャトー・ムートン・ロートシルト」はもちろん、これより大衆的なブランド「ムートン・カデ」でも広く知られている。 技術力とノウハウを基礎に、早くからヨーロッパ以外のワイン新大陸に目を向けた会社でもある。

創業主バロン・フィリップ、すなわちフィリップ男爵(1902-1988)が70年代、ロバート・モンダヴィと手を組んで米国で誕生させた「オーパス・ワン」は、今でもカリフォルニアの代表的名品ワインに挙げられる。



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