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「すべての審判がキム・ヨナを来年のバンクーバー冬季オリンピック(五輪)の金メダル候補と考えている」
今大会に国際審判として参加したイ・ジヒ大韓スケート競技連盟副会長は(47)は「審判はキム・ヨナをすべてのものを備えた選手だと称賛している」とし、このように述べた。
‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(19、高麗大)は09-10国際スケート競技連盟(ISU)フィギュアシニアグランプリ第1戦で女子シングル歴代最高点を更新し、グランプリ大会6連覇の快挙を成し遂げた。
キム・ヨナは18日未明(日本時間)、フランス・パリのベルシー多目的総合体育館で行われた女子シングルのフリーで133.95点をマーク、前日のSP(76.08点)と合わせて合計210.03点で1位になった。
2位の浅田真央(日本)とはなんと36.04点差の完璧な勝利だった。3月の世界選手権に続き2大会連続で歴代女子シングル最高点を相次いでマークし、「キム・ヨナ独走時代」を開いた。
◇「キム・ヨナは他の選手とリーグが違う」
日本メディアは同じ年齢のキム・ヨナと浅田真央を‘宿命のライバル’と描写してきた。しかし今大会での両選手の点差は36.04点。普通、小数点の差でも勝負が分かれるフィギュアで、30点台もの点差はシニアとジュニアの差と同じだ。
18日、米LAタイムズの寄稿で、フィリップ・ハーシュ氏は「キム・ヨナは他の選手とは違うリーグにいた」と評価した。キム・ヨナがメジャーリーガーなら、他の選手はマイナーリーグ級ということだ。
フィギュア専門サイト「アイスネットワーク」のリン・ルドフォルド記者は「キム・ヨナのジャンプは高さと飛ぶ距離、エッジ(の正確度)など、すべての面で最高レベルだ。他の選手がジャンプをするのに汲々とする姿であるのに対し、キム・ヨナは軽く跳び上がり簡単に着地する。さらにキム・ヨナは芸術性まで備えている」とし「彼女は自分の魅力をどのように表現すべきかよく知っている選手という印象を受ける」と絶賛した。
◇落胆した日本フィギュア界
浅田がこれまで武器としていたトリプルアクセル(空中3回転半)ジャンプはむしろ致命的な弱点になった。今大会で浅田はトリプルアクセルを3度試みて一度だけ成功した。
ある日本の記者は「日本のほとんどすべてのメディアが大会前からキム・ヨナの圧勝を予想していたが、ここまで差が広がるとは思っていなかった」とし「日本フィギュア界は当惑している」と雰囲気を伝えた。
日本のスポーツ報知は18日、「3回転半が1回転に!真央V絶望的」と題した記事で、浅田の不振とキム・ヨナの躍進について「最も恐れたていたことが現実になった」と伝えた。
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