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改善された品質と高級なインテリアで再武装した米国車の反撃が今月から始まる。これまで短所と指摘されていた仕上げの品質とインテリア素材に力を入れたモデルだ。燃費も大きく改善された。代表的なのがフォード「トーラス」と、GMキャデラック「SRX」「CTSワゴン」だ。
フォードコリアは19日に3000万ウォン台の大型車「トーラス」を発売する。この車は現代(ヒョンデ)自動車の大型車水準のインテリア素材を使用し、仕上げも従来の米国車らしくない細かさを持つ。公認燃費は1リットル当たり8.7キロメートル。価格は国産高級車を狙った。基本型が3700万ウォン(約290万円)、高級型が4300万ウォンだ。鄭在熙(チョン・ジェヒ)社長は、「新型『トーラス』は高級仕様を基本として装備した上、インテリアの質感も優れている。価格に比べ価値が高く、現代自動車の『ジェネシス』の顧客の相当数を確保できるだろう」と話している。
目につく機能は運転席のマッサージシートだ。ドライバーの筋肉疲労を和らげるようフォードが開発したマッサージ専用シートは、腰と内股部分にある7つの空気クッションを利用して、尻、腰部分をマッサージできる。マッサージシートは通常1億ウォン台の輸入車にだけ装備される高級オプションだ。
GMコリアは来月にキャデラックの新モデル2種類を出す。高級スポーツ用多目的車(SUV)の「ニューSRX」は最大265馬力を出す新型3.0リッターV6直噴エンジンと常時4輪駆動システムを持つ。従来モデルに比べ燃費が15%以上改善されたのが特長だ。
時事週刊誌のタイムによると、「2010年の最もかっこいい新車のひとつ」に選ばれた「CTSスポーツワゴン」は最高265馬力を出す3.0リッター直噴エンジンを載せた。公認燃費は1リットル当たり9.0キロメートルに達する。この車は来年1月のデトロイトモーターショーで発表される「カー・オブ・ザ・イヤー」の最終15候補に起亜(キア)自動車の「ソウル」とともに残った。このほか充実した内装で4000万ウォン台後半に価格を下げた「CTS3.0セダン」もともに登場する。張在濬(チャン・ジェジュン)社長は、「『CTSワゴン』と『SRX』は差別化された価格帯とデザインで月100台以上の販売が可能だ」と述べた。
クライスラーコリアはフォルクスワーゲンの2.0TDIエンジンを装備した「セブリング・ディーゼル」の販売に力を入れる。燃費が1リットル当たり15.2キロメートルで中型輸入セダンで最も良い。すっきりとした仕上げと豪華な革シートが目立つ。価格は3920万ウォン。
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