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【グローバルアイ】ハングルを国際化するには

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ハングルを部族の文字に採択したインドネシアのチアチア族を取材する過程で3人の現地人に会った。 ともに大卒で、一定の社会的地位を持つ人たちであり、ハングル普及に対する自身の考えを持っていた。

チアチア族が住むブトン島バウバウ市の唯一の言語学者ムクミン氏。 スラウェシ島南東部のケンダリからブトン島へ行く旅客船に乗るために待っている間、彼は「韓国人か」と話しかけてきた。 短い髪に大きな目をしている。 軍人だと思って警戒していると、彼は「誤解しないでほしい」と言って自己紹介した。 バウバウ市企画局長を務め、ハングル導入のために訓民正音学会の関係者と協議した当事者だ、と説明した。 ケンダリ大学で英語を専攻したが、現地部族語も少し分かる、と付け加えた。 現場に到着する前に取材に適切な人物に出会い、非常に運が良いと感じた。

4時間半ほど船に乗りながらいろいろな話を交わした。 彼はハングルの科学性に賛辞を送り、文化の話を取り出した。 インドネシアの大都市では韓国のドラマ・音楽など韓流ブームが以前から広がっているが、ハングルと韓国語を学ぶブトン島では韓国文化への接触機会がない、と話した。 その後の取材過程で確認したが、実際にその通りだった。 バウバウ市にはインドネシア語で書かれた韓国関連資料がなかった。 ハングル普及から2カ月が経過したが、チアチア族の高校生は教科書もなく韓国語を習っているほどだ。彼は、チアチア族のハングル採択が韓国語普及と韓国文化に対する現地人の共有に拡大することを望んでいた。 市の公務員として、韓国との交流拡大が経済的に役立つことも願っていた。


笑顔が美しいピオリ社長に会ったのは、ブトン島からケンダリに戻る船の中だった。 華僑の彼女は中国名も持っていた。 彼女は小売り流通業者の社長だった。 隣に座った彼女にハングルの普及を拡大する方法を尋ねると、こう答えた。「韓国の商品が入ってくればハングルに対する関心は自然に高まる。 現在ケンダリ市とブトン島には韓国商品を扱う販売店がほとんどないことを韓国企業に分かってほしい」。彼女は「チアチア族ハングル採択をきっかけに三星(サムスン)やLGの電子製品を扱いたい」と述べた。

ブトン島の最大都市パサルワジョの区長マグス氏には、ケンダリからジャカルタに戻る飛行機で会った。 隣に座った彼は現地の最大少数民族であり唯一文字を持つオリオ族出身だった。 彼はハングルを警戒する表情だった。 その間オリオ族の文字を使用してきたチアチア族が一朝一夕にしてハングルを導入したのだから当然ともいえる。 彼は慎重に述べた。 「部族の文字はあるが、コンピューターに入力するのが難しくて悩んでいる。 情報化時代に合わないのだ。 部族の元老をうまく説得できれば、私たちもハングルを採択しないということではない」。韓国政府、そして今後拡大設置される「世宗(セジョン)学堂」の関係者が耳を傾けることを望む。

                              崔ヒョン奎(チェ・ヒョンギュ)香港特派員



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