ソウル南部地方裁判所民事１１部は ９日、ソウル陽川区新月洞（ヤンチョング・シンウォルドン）と京畿道富川市古康洞（プチョンシ・コガンドン）など金浦（キンポ）国際空港隣近住民３万３５１人が国家を相手取って起こした３５６億ウォンの損害賠償請求訴訟で、２３５億ウォン（約２７億４千万円）を賠償するよう命じ、原告の一部勝訴判決を下した。

裁判所は「航空機の騒音で住民が財産及び精神的被害を受けている」とし「ただ政府も防音窓設置など被害を減らそうと努力した点などを考慮して賠償責任を７０％に制限した」と明らかにした。該当の地域住民たちは騒音被害補償推進委員会を組織し、２００６年８月と９月に、４回にわたって訴訟を起こした。

訴訟の被告人である国土海洋部は、裁判結果に不服して抗訴することにしている。