その間、日本と周辺国の間の歴史共同研究が全くなかったわけではない。 しかし特別な成果もなく、遅々として進まなかった。 02年に発足した韓日歴史共同研究委員会の場合、争点に対する本格的な議論も始まらず空回りしている。 このため共通の歴史認識に基づいた教科書の制作などは考えられなかった。 しかし今度は事情が違う。 就任後初めての訪問地に韓国を選ぶほどアジア外交を重視する鳩山政権は、北東アジアの過去の歴史に対して前向きな態度を見せている。 こうした脈絡から出てきた岡田外相の発言であるだけに前進すると期待される。
韓日中3カ国の政府・政界・学界は、岡田外相の提案を実践に移す議論を本格化しなければならない。 戦争で葛藤の溝が深かった国家が共通の歴史教科書を作って葛藤を解消した事例が良い参考になるだろう。 ドイツとフランスは06年度から高校で両国が共同制作した歴史教科書を使用している。 昨年はドイツとポーランドが小学校用の試験版共同歴史教科書を制作して配布した。
韓日中3カ国の政府・政界・学界は、岡田外相の提案を実践に移す議論を本格化しなければならない。 戦争で葛藤の溝が深かった国家が共通の歴史教科書を作って葛藤を解消した事例が良い参考になるだろう。 ドイツとフランスは06年度から高校で両国が共同制作した歴史教科書を使用している。 昨年はドイツとポーランドが小学校用の試験版共同歴史教科書を制作して配布した。
この記事を読んで…