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胡錦涛中国国家主席は昨年9月に人民日報を視察した席で、「中国の地位に見合ったメディアの世界化を強化せよ」と指示した後、今回のメディアサミットを直接指揮した。韓日中首脳会談など重要な会議が北京で行われる中でも忙しい時間を割いて9日に人民大会堂で開かれるメディアサミットの開幕演説をすることにしたのもこうした理由からだ。メディアサミットが世界のメディアを通じて中国のイメージを高められる絶好の機会だと判断したのだ。
中国最高指導者の演説が予定されている上、世界のメディア界の大物が集まり、会場周辺では徹底した厳戒態勢が取られている。北京市内のホテルに設けられたプレスセンターでは米英独など130カ国のメディアから来た記者たちと中国国内40のメディア記者が取材競争を展開した。プレスセンターにも金属探知機が設置された。記者の取材競争は8日に米ニューズコーポレーションのルパート・マードック会長が夕食会の会場に現れるとピークに達した。写真記者らが集まりフラッシュを浴びせた。世界最大のメディアグループのトップとあいさつを交わそうと各国代表団の一部もヘッドテーブルの近くに集まった。中国を代表する映画俳優のジェット・リー(李連杰)も会場に姿を見せた。
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