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韓国政府が北朝鮮核施設打撃の核心手段として推進してきた長距離空対地ミサイル「JASSM(ジャアズム)」の導入に支障が生じた。
国会国防委所属の金章洙(キム・ジャンス)議員(ハンナラ党)が7日に防衛事業庁から受けた国政監査資料によると、米空軍省は先月11日、国際協力次官の名義で韓国側に書信を送り、「現在JASSMの輸出は不可能だ。来年半ばまで米政府の輸出を期待することはできない」と明らかにした。米空軍省は「F-15K戦闘機に搭載可能な他の機種に関する情報を提供できる」とし、機種変更の可能性も打診した。
JASSM級ミサイルはF-15Kに搭載できる射程距離370キロ以上の遠距離攻撃弾で、蓋馬(ケマ)高原北側にある北朝鮮の主要ミサイル基地を打撃できると評価されてきた。ステルス機能まで備え、韓国軍は2008-2012年に177基を導入する計画だった。しかし米国側は4月に実施したJASSM性能実験で、弾着誤差範囲が3メートルを超え、射程距離も370キロに達しないなど欠陥を発見した。防衛事業庁の関係者も「米空軍がJASSMの生産を中断した」と確認した。
金議員は「現状況でJASSMにこだわれば北核対策に空白が生じる可能性がある」とし「JASSMの下の級を検討するなど根本的な対策が急がれる」と主張した。防衛事業庁側は「当初、1基100万ドルのJASSMとドイツ製タウルスが競合した」とし「タウルスの価格が3倍ほど高く、JASSMが採択された」と明らかにした。
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