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「中央日報の特ダネで南北首脳会談発表繰り上げていた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「今朝、中央日報を報道を受け、南北首脳会談開催について明日の朝、発表すると北側と協議しました」--。

2007年8月7日夜、市内某所で統一部長官、国情院長ら首脳会談について協議してきた人々が集まった。その席で金万福(キム・マンボク)国情院長はその日の朝、中央日報報道について言及し、こう説明した。中央日報の報道は会談開催そのものを扱ったという点と(会談の)時期が一致したという点でその影響が懸念された…」

2007年10月、第2次南北首脳会談の行方を見守ってきた参加政府青瓦台秘書陣5人と取材記者32人の懐古集「50年禁断の線を歩いて越える」が6日、出版された。本でチョ・ミョンギュン当時青瓦台安保政策秘書官は、中央日報が2007年8月7日付1面で「南北首脳会談28日開催説」を特ダネ報道したことについて「この報道のため北側に緊急に同意を得て国家安全保障会議を召集した末、明くる日の午前10時、青瓦台で会談開催事実を繰り上げて発表した」と秘話を打ち明けた(会談はその後、北朝鮮の水害で10月2~4日に延期)。チョ元秘書官はまた「8月2日に金国情院長と極秘で訪朝し、北側の金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長と首脳会談に合意した」とし「保安の問題で周辺には『過労で入院し、点滴を受けることにした。医師から無条件休むように言われ、携帯電話も消しておく』と言いつくろった」と回顧した。

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