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【グローバルアイ】ホワイトハウス健康献立と韓国ビビンパ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米ホワイトハウスで叫べば聞こえるほどの距離に退役軍人省の庁舎がある。 その退役軍人省の正門の前で2-3週間前から木曜日ごとに「ファーマーズマーケット」(Farmers Maeket)が開かれている。 バージニア一帯の農家から野菜と果物が運ばれて販売される。 週末でもない週中にホワイトハウスの裏庭にマーケットが開かれるというので、気になって木曜日にここを訪れた。 まず、多くの警察と警察車、警察犬が目につく。 トマトと野菜を選ぶ多くの人がネクタイ姿の会社員というのも興味深かった。

マーケットが開かれたのは、ミッシェル・オバマ大統領夫人の力による部分が大きかった。 有機野菜の重要性を知らせるのにこうしたイベントが役立つと考えたのだ。 米国人の食生活を健康食に変えようというのがミッシェル夫人の持論だ。 健康食のためにホワイトハウスに102平方メートル規模の菜園を作り、自ら野菜を栽培している。 ミッシェル夫人が健康献立と野菜を強調するのは自身の体験に基づくものだ。 ミッシェル夫人は最新号雑誌のインタビューで「数年前に医師から‘娘が病的な肥満になる可能性が非常に高い’という話を聞いたので、外食を減らして献立を変えたところ、肥満の問題が解決した」と語った。

米国の肥満は世界一レベルだ。 3-4人に1人が肥満(30%)という統計がある。 肥満による病気の治療に毎年170兆ウォン(約13兆円)以上の費用がかかる。 このため経験談に基づくミッシェル夫人の健康献立の呼び掛けに市民が耳を傾けている。 米農務省によると、米全域のファーマーズマーケットは昨年末から7月までに5%増加し、4900カ所になった。 マサチューセッツ州では20%以上増えるなど拡散の一途だ。 自ら野菜を栽培する人も20%以上増え、4300万人にのぼる。 「ミッシェル効果」だ。


注目されるのは、こうした社会雰囲気が韓食の米国上陸に追い風になるという点だ。 ワシントンの駐米大使の官邸で開かれた今年の開天節(建国記念日)レセプションがその例だ。 駐米大使館側は1000人を超える客の夕食メニューにビビンパを準備した。 韓食コーナーを追加で設置し、ざくろジュースを混ぜたマッコリ(濁酒)カクテルとビビンパを提供した。 各国外交官が韓食コーナーに集まる姿が印象的だった。 各コーナーのうち最も長い列ができた。 また「娘があまりにもパンケーキを食べ過ぎだと感じるときはコリアタウンの韓国レストランに行く」という米国人の声も聞こえた。

行事場所で会ったジェイ・ウェインスタイン氏は「ナチュラル・グルメ・インスティテュート」の料理教授と自己紹介した。 韓食グローバル化の展望を尋ねると、「野菜中心の健康食なので可能性は無限大」とし、長いビビンパの列を指差した。 そして「健康食ストーリーがある蔘鶏湯(サムゲタン)をもう少し知らせるのがよい」と提案した。

李明博(イ・ミョンバク)大統領夫妻も青瓦台(チョンワデ、大統領府)官邸で鶏を飼育しているという。 オバマ米大統領や外交使節が青瓦台を訪問すれば、青瓦台の野菜で作ったビビンパと鶏肉の粥で接待するのはどうだろうか。 各種野菜とナムルを混ぜたビビンパが李大統領が強調する「和合」の意味を持つという説明を加えながら。

                                崔相淵(チェ・サンヨン)ワシントン特派員



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