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チョ・ヘリョン「日本征服、その次は米国征服」

ⓒ JES/中央日報日本語版



「放送開始前に大先輩のオプラが先にあいさつするために直接控え室まで訪ねてきてくれた。私は彼女があまりにありがたく、驚き、嬉しくて、いま私が出演している米国のシットコム『フォーユー』で流行しているお尻を叩いて口を広げて踊るダンスで気持ちを表現した。オプラが笑いながら体をすくませた…きょうで30周年(2016年)になる『オプラ・ウィンフリー・ショー』に韓国人としては4番目に出演する。Rain(ピ)、BoA、キム・ユンジン、そして私」

最近出版されたチョ・ヘリョンの自己啓発書「チョ・ヘリョンの未来日記」の1ページだ。ややあきれてきこえるが、「もしかして本当にこうなるのではないか」という思いも生まれる。韓国と日本を行き来しながら活動する中でこの本を出し、動機付与家になったチョ・ヘリョンとソウル・汝矣島(ヨイド)のカフェで会った。


1年間に3冊の本を出した。このうち「チョ・ヘリョンの撲殺日本語」は10万部以上が売れた。1年の半分ほどを日本で過ごす彼女のスケジュールを考えるとすごいことだ。

「チョ・ヘリョンの未来日記」は未来の自分に起きる事件を具体的に日記に書いている。そしてそのままそれを実践するのがポイントだ。この本に「オプラ・ウィンフリー・ショー」への出演をはじめ、アンジェリーナ・ジョリーとのダイエット対談、ニューヨークでビビンバチェーン店「ビビジョ」の設立、平壌(ピョンヤン)への家族旅行、102歳での自分の葬式など、自分の夢をおもしろく書いた。「過去の日記は必要ないです。未来日記を書きながら自分自身が変わりました。いまから10分後も未来じゃないですか。2006年に私が日本に進出したときにこうして定着するとは思わなかったですから。自信を得てどんなに小さなことも未来日記を書いて実践しようと努力しています」

チョ・ヘリョンは日本テレビの「踊る!さんま御殿」など、有名番組に出演するなど認知度を高めている。しかし日本の放送業界ではまだ新人で、韓国で放送活動に専念していた時より収入はぐっと下がった。いまも飛行機はエコノミークラスに乗り、荷物を背負って公共交通機関を利用する。

人知れぬ苦労だ。「日本の番組に適応しようと本当に苦労しました。一人で泣いた時もたくさんありました。今年の『君が代事件』もそうでした。所属事務所と夫が日本での活動をやめろと言うほどでした。それでも粘っていたからいまでは日本で『パジャマ』という愛称までできました」

チョ・ヘリョンは厳しく未来日記を実践する。日本進出のため日本語を勉強したスタイルそのままに英語を勉強している。3カ月前から毎朝英語の先生がチョ・ヘリョンの家を訪れる。目を覚ましてから2時間英語だけで話す。

「米国のシットコムにも出演しないと。私のアクセントをいかすつもりです。韓国語に日本語のアクセントが入った英語でやればおもしろそうです。私のせいで夫が変わりました。最近は夫が英語と日本語の教室に通ってます(笑)」



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