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27カ国が一つの国のように…米中ロもEUに注目(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇EU憲法座礁後に誕生したミニ憲法=当初EUはすべての規定を盛り込んだ統合憲法を推進したが、05年にフランス国民投票で否決され、壁にぶつかった。その後、政治統合の部分だけを反映した‘ミニ憲法’が推進された。憲法ではなく条約に変え、単一国歌や国旗などの象徴物もあきらめた。

その後は順調に進んだが、唯一国民投票を実施することにしたアイルランドで昨年6月、リスボン条約批准案が否決され、暗礁に乗り上げた。しかし昨年の金融危機以降、経済が悪化した中、アイルランドの国民がEUの傘の必要性を実感し、今回通過した。

◇チェコが最後の変数=チェコは上・下院で批准案が通過したが、クラウス大統領が署名を拒否している。大統領側近議員が憲法訴願を出し、現在、違憲審判が進行中だ。クラウス大統領はアイルランドでの批准が確定した3日にも「違憲審判が終わるまで署名しない」という立場を明らかにした。このために29日のEU首脳会議で大統領選出ができなくなる可能性もある。


しかしチェコのフィシェル首相はリスボン条約を積極的に支持し、チェコのために条約の発効が絶たれることはないと予想されている。バローゾEU執行委員長は「チェコの批准は時間の問題で、参加を確信している」と述べた。

◇リスボン条約=2005年に否決された欧州憲法の代わりに用意された欧州連合(EU)改編条約。「ミニEU憲法」と呼ばれる。EU大統領と外交総裁代表職(外相)新設などEUの政治・経済的統合のための内容が盛り込まれている。



27カ国が一つの国のように…米中ロもEUに注目(1)

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