国際通貨基金（ＩＭＦ）が韓国の経済成長率予測値をまた上方修正した。

ＩＭＦは１日（日本時間）発表した「下半期世界経済見通し」で、今年の韓国の成長率予測値を８月の－１．８％から－１．０％に引き上げた。 来年の成長率予測値も２．５％から３．６％に上方修正した。政府は今年の成長予測値を－１．５％、来年の予測値を４％と発表している。

企画財政部のイ・ヒョンリョルＩＭＦチーム長は「韓国経済の回復ペースが速いということをＩＭＦが改めて認めた」とし「韓国経済が来年からは正常軌道に戻ると考えているようだ」と述べた。


ＩＭＦは世界経済についても今年の成長率を７月に発表した－１．４％から－１．１％に、来年の成長率を２．５％から３．１％に上方修正した。

米国の場合、今年は－２．７％と振るわないが、来年は１．５％成長すると見込んだ。 中国は今年の８．５％の成長に続き、来年も９％の高速成長を継続すると予想した。 しかし欧州は今年の－４．２％成長に続き、来年も０．３％の成長にとどまると見通した。

ＩＭＦは「拡張的な政府政策が需要を支え、金融市場での不確実性と危険が緩和されたことで、世界経済が成長傾向に転換した」とし「ただ今後の世界経済の回復は緩やかに進むだろう」と述べた。