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「韓国は回復期の重患者…緊張緩めてはならない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李明博(イ・ミョンバク)大統領が30日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)で閣議を主宰した。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相の就任後初の閣議だった。閣議後に李大統領と全閣僚は夫婦同席で夕食もともにした。

李大統領は韓国の経済状況を、回復期にさしかかった重患者に例えた。「重患者は回復の兆しを見せているときが最も重要だ。うまく対処すれば回復するが、うまくできなければさらに悪化する状況だ」と述べた。その上で、「患者自身も、医療陣も、家族も、いまは絶対に緊張を緩めてはならない。こうしたときに鄭雲燦首相以下第2次内閣が誕生した意味は大きい」と述べた。

当初、夕食のメニューに洋食とワインが準備されたが、李大統領が夕食中に「コメ消費を増やそうと言いながらワインを飲むのでは話にならない。そこでマッコリに変えた」として乾杯を提案した。これに閣僚夫人らが動きを止めると李大統領は「奥様方、マッコリは美容にも特に良く、コメ消費にも良いんですよ」とムードをつかんだ。そして閣僚夫人らにマッコリを勧めるとテーブルは笑いに包まれた。


李大統領はこれに先立ち、新たに閣僚入りした6人と李在五(イ・ジェオ)国民権益委員長に任命状を授与した。この席で李大統領は、「閣僚らは官庁の利害にばかりしがみついていてはならない」と強調し、知識経済部の崔炅煥(チェ・ギョンファン)長官、労働部の任太熙(イム・テヒ)長官、朱豪英(チュ・ホヨン)特任長官ら議員出身の閣僚には「政務感覚は言うまでもなく、行政的専門性も備えるように」と求めた。

李大統領は李在五委員長には「離党して寂しそうだ」と冗談を言いながら、「権益委員会は中道実用的次元からも大きな意味を持つ。庶民の痛みを緩和するのに役割を果たしてほしい」と求めた。法務部の李貴男(イ・グィナム)長官には、「検察は役割と機能においてパラダイムの変化を進める時がきた」と述べ、国防部の金泰栄(キム・テヨン)長官には「士兵らの兵営施設改善を最優先課題とするように」と指示した。



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