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米国ハリウッドの娯楽映画「GIジョー」で全世界ファンの知名度を上げたトップスター、イ・ビョンホンにもう一つの英語映画「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」を通じて再会した。
「GIジョー」のときよりずっとやせた様子。「このごろ“やせた”といわれる」と言う。それもそのはずだが、彼はどの年より今年を忙しく駆けてきた。「グッド・バッド・ウィアード」だ。「GIジョー」と「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」など3本の映画、そして最近撮影中のドラマ「アイリス」まで、まったく休む間がなかった。
「『アイリス』が終わったら、本当に休みたい」と言っていたが、また「未来はどうなるかわからないではないか」と、特有の「キラースマイル」を見せた。
--今回の作品の中での役割は、非常に残忍に見えたが。
「『グッド・バッド・ウィアード』『GIジョー』が外向的な悪人なら、今回の香港マフィア、ス・ドンポは骨の中まで悪人みたいな感じだ。無表情の中で観客たちに緊張感を伝えなければならないと思った」
--相次いでの悪役で、イメージダウンの心配はないのか。
「ファンそれぞれ違うはずだ。好きだという方もいるはずだし、そうでない方もいらっしゃる。しかし俳優としての活動そのものをファンが好んでくださると思っている」
--ベッドシーンもあったとそうだが。
「それがまったく当惑した。なぜなら私とベッドシーンを撮影した女優トラン・ヌー・イェン・ケーが演出者のトラン・アン・ユン監督の夫人だからだ。こんな経験は初めてだった」
--ベッドシーン撮影の日、気まずいことも多かったようだ。
「その日ちょうど、トラン・ヌー・イェン・ケーの実家のお母さんと子供たちまで現場を訪れた。監督がカットサインを下してカメラで見守り、周辺ではその家族たちが参観するという妙な状況が演出された(笑)」
--英語のセリフも多かっただろう。
「ジョシュ・ハートネットの次に多かった(笑)。GIジョーでのトレーニングが役に立った」
--美男子で、演技がうまく、英語もうまく。できないものはあるか。
「できないことだらけだ(笑)。多分「グッド・バッド・ウィアード」の時のスタッフたちとサッカーをする姿を見れば笑っただろう。球技種目はお手上げだ。サッカー、バレーボール、バスケットボールなど素質が全くない」
--漢陽大在学時代“足球の達人”だったといううわさは誤りか。
「だからうわさは信じられない(笑)。あまりにできなくて学科対抗体育大会で本当の実力がばれると、女子学生たちの関心と声援が大きく落ちた(笑)」
--それでも完璧なボディがあるではないか。
「今回も映画に体がちょっと出る。CMでも上半身脱いで撮影している。このごろは皆、私を脱がせようとしているのかもしれない(笑)」
--「GIジョー」を自分で評価したら。
「今こうした関心と愛がとても幸せだ。初めはただ後ろ指だけ指されなければいいという消極的な考えだったが、映画が公開された後、こんなに愛されたら観客の皆さん一人ひとりに感謝したくなる」
--続編は撮らないのか。
「主要出演者の何人かは撮ることにしたと聞いているが、そのときにならないと正確にはわからない」
--先日「夏物語」を一緒に撮ったスエが「ヒザ打ち道士」に出演して、あなたに好感があったと打ち明けていた。
「それなら先にアタックしてくれ(笑)。冗談だ。スエさんは女優として良い素養を持った人だと思う。しかしそんな長所にもかかわらず、自ら少し閉じこめられているという感じを受けた。たぶんストレスがあったんだろう」
--釜山国際映画祭が来週だ。
「今回の作品が招かれて訪問することになるだろう。ジョシュ・ハートネットと、木村拓哉も来る。観客たちと楽しいエネルギーを分かち合えたらと思う」
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