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中国からゲームロイヤルティー3億ドルが韓国に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
7月23日午前10時、上海浦東の「新国際展覧中心」の前。 朝から上海独特の蒸し暑い天気だ。 しかし数千人の若者は猛暑にもかかわらず、チケット売り場の前に数百メートルの列を作っていた。

今年で7回目を迎えた「チャイナジョイ」(China Joy、中国国際デジタル娯楽展覧会)現場だ。 展示会観覧のために前日夜に北京から来たという北京師範大3年のチャンガンさん(21)は「使用環境が単純でありながらも高度な戦略が要求されるゲームが今年たくさん登場した」と展示会を評価した。 中国の若者だけではない。 世界各国のゲーム開発者、代理店、運営者、ファンドマネジャーが毎年この時期に開催されるチャイナジョイを観覧するため上海に集まる。

「明らかに中国展示会だが、 中身を見ると‘韓国ゲーム展示会’を思わせる。 中国で人気のゲームの多くは韓国の若者が開発した韓国ゲームであるからだ」。韓国コンテンツ振興院北京事務所のパク・ヨンソク所長の話だ。 実際、ネクソン5つ、NHN3つなど計20個以上の韓国ゲームが紹介された。


現在中国オンラインゲーム分野1位の「地下城興勇士」は国内ゲーム開発会社ネイプルが開発した「アラド戦記」の中国版。 2位の「穿越火線」は韓国ゲーム「クロスファイター」、4位の「勤舞団」も韓国ゲーム「オーディション」の中国バージョンだ 上位6つのオンラインゲームのうち4つが「Made by Korean」。 韓国の若者の創意力が中国で通用しているということだ。 上海ゲーム業界のある関係者は「独特のストーリーとグラフィックが中国ネットユーザーを引き込んでいる。この業界では‘韓国ゲームは成功保証手形’という認識が広まっている」と語った。

市場は非常に大きい。 中国のネットユーザーは約3億3000万人。このうち65%がゲームユーザーだ。 昨年の売上高は311億元(約4000億円)と集計された。 2012年には約700億元(12兆3000億ウォン)にのぼると推算される。 従来の3大娯楽産業の映画・テレビショー番組・音楽アルバムの市場規模を上回る金額だ。

中国ゲーム市場を作ったのがまさに韓国ゲームだ。 国内ゲーム会社ウィメイド・エンターテイメントが開発した「ミールの伝説2」が03年に中国に紹介され、ゲーム市場が形成され始めたのだ。 このため同ゲームをサービスした盛大はナスダック市場に上場し、今でも中国最大ゲーム会社の地位を維持している。

パク所長は「昨年末に登場した韓国ゲームが相次いで成功し、一時20%まで落ちたシェアは現在50%線まで回復した」とし「韓国ゲームの復興期が始まった」と述べた。 08年韓国ゲーム開発会社が中国でロイヤルティー名目で集めた収入は約3億ドル。 現代(ヒョンデ)自動車「アバンテ」2万5000台を輸出した金額とほぼ同じだ。 ゲームロイヤルティーの純利益が売上額の80-90%にのぼる点を勘案すれば、ゲーム輸出の威力が分かる。

韓国ゲームが直面した挑戦は少なくない。 外国製ゲームに対する中国政府の牽制が強く、ローカルゲームの急浮上も負担だ。 しかし韓国若者独特の創意力を発揮すれば十分に勝算ある、いうのが現地企業の共通した考えだ。重厚長大型の伝統産業ならいまや中国にもいくらでもある。 韓国人独特の創意力とアイデアですき間を狙わなければならない、ということだ。



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