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<カバーストーリー>在日同胞の経済専門家が見た「韓日の金持ち」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



日本の金持ちの財テクは防御的で、韓国の金持ちは攻撃的だ。 日本の金持ちは実用的に変わったが、韓国の金持ちはまだブランド品を好む…。

韓国と日本の金持ち。お金がどんなに多くても、国民性は変わらないようだ。 在日同胞2世の李勝載(イ・スンジェ)元新韓(シンハン)総合研究所長(62)が分析した両国の金持ちの特徴はこのように対照的だ。


李勝載氏は24日、ソウル女子大で金持ち学の特講を行い、両国の金持ちの財テク戦略と消費形態を比較した。 新韓銀行創業を主導した李煕健(イ・ヒゴン)名誉会長の長男である李勝載氏は、01年に新韓総合研究所が解体した後、韓国では特別な活動をしてこなかった。 今回、ソウル女子大経営学部の韓東哲(ハン・ドンチョル)教授(金持ち学研究学会長)が進行する「金持ち学」の授業に招待され、久しぶりに公開席上に姿を現した。

李氏によると、日本の金持ちは防御的だ。 資産を運用する時、儲けが少なくても損をしないことに重点を置く。 李氏は「金利が年0.1%でも定期預金をするのが日本の金持ち」とし「日本全体の個人預金規模は540兆円にのぼる」と説明した。 最近では金と白金を買う日本の投資家も増えている。

これに対し韓国の金持ちはかなり攻撃的だ。 一度にがっぽりと儲けるための投機的投資も少なくない。 李氏は「昨年の金融危機で大きな損失を出したのも韓国の金持ちが中国とBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)ファンドにあまりにも大きな資金を投資したため」とし「日本の金持ちのうち中国ファンドをする人は珍しいほど」と指摘した。

李氏は韓国人だが、財テク方式は日本の金持ちのように防御的だ。 李氏は「株式投資では一般銀行の利子の2倍ほど儲けると考えるのが最も合理的」と話す。 自分の資産価値を守るために経済動向にも敏感だ。 李氏は昨年4月、スーパーでバターが品切れになっているのを見て、大きな景気変動がくることを予感したという。 「日常で使うものが目の前から消える現象は経済が混乱する時に生じる現象」ということだ。

その後、李氏は資産ポートフォリオを大幅調整した。 まず昨年6月、韓国で保有していた株式をすべて売って銀行の普通預金に入れた。 しかし「銀行も破綻する可能性がある」という考えから、この資金もすべて引き出し、貸与金庫に現金で入れた。 昨年8月に金の価格が1オンス当たり700ドル台まで落ちたのをみて、その現金をすべて金に変えた。 こうして株価が急落した当時、資産を安全に守ったという。 



<カバーストーリー>在日同胞の経済専門家が見た「韓日の金持ち」(2)


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