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ソウル・仁川・済州?…G20首脳会議はどこで

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
G20首脳会議は韓国が開催した歴代国際会議のうち、いちばん規模が大きくて重要な意味を持つ会議だ。全世界で中心となる国家20カ国の首脳が史上初めて韓半島に集結する。20カ会員国以外にも特別に招請を受けるいくつかの国家首脳と国連し、国際通貨基金(IMF)、世銀(WB)など、国際機関代表も大挙出席する。

韓国が開催した多国間首脳会議では2000年ソウルで開かれたアジア・ヨーロッパ首脳会議(ASEM、26カ国参加)と2005年の釜山アジア・太平洋経済協力体(APEC)首脳会議(21カ国参加)があったが、参加範囲が地域的に限定された会議だった。最近は今年の6月、済州島で韓・アセアン特別首脳会議を開催したことがあるが、行事の性格や規模がG20に匹敵する性質の集まりではなかった。

政府はG20開催が公式確定することで、近く準備企画団を発足させる予定だ。外交通商部と企画財政部はもちろん、政府関連部処を網羅した汎政府次元の組職になる見通しだ。前例によれば企画団長は外交通商部長官が務めるものと予想される。企画団は行事準備を担当し、議題など会議内容に対する準備は企画財政部を中心に外交通商部国際経済局などが担当するものとみられる。外交通商部は開催が確定される前から担当要員を配置して事前検討と調査をしてきた。


政府関係者はG20会議に1万人以上の人員が出席するものとみている。各国の公式代表団と随行員・用心棒に取材陣などを合わせた数字だ。ロンドンで開かれた3次会議には各国取材陣だけで3000人近くが訪れた。政府関係者は「東南アジア10カ国首脳が出席した済州島の韓・アセアン特別首脳会議時、正式登録をした出席人員が6800人だったが、G20はこれよりずっと規模が大きくなるだろう」と見通した。2000年のASEMの時には登録参加人員が4700人だった。2005年APECには政府代表団3674人と取材陣3569人が釜山へ来た。会議期間は前例どおり1泊2日が有力だ。

最大の関心事は開催都市を決めることだ。政府関係者は「会場についてはまだ何も決まっていない」と述べた。しかし来年11月までの残りの時間を考慮すれば、新たに会議場を作るより、すでに作られているか早いうちに完工される会場を活用しなければならないものと予想される。この場合、開催都市では多国間首脳会議場の開催経験があるソウル・釜山(プサン)・済州(チェジュ)と大型コンベンションセンターをもつ仁川(インチョン)、慶州(キョンジュ)などいくつかの都市にしぼられる。会議場と宿泊施設など条件を取り揃えた都市間の誘致競争も激しくなる見通しだ。この中で以前から松都(ソンド)国際都市で開催したいという意思を明らかにしてきた仁川市が最も積極性を見せている。APECも韓・アセアン首脳会談のときにはこれに合わせて新たにコンベンションセンターを建てて会談所として活用した。



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