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【社説】外国人留学生を「嫌韓派」にするとは

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
トルコから来たソウル大学の外国人留学生がきのうメディアのインタビューで吐露した留学生活への不平は残念さを超え衝撃的だ。大学のお粗末な外国人留学生管理の実態を赤裸々に告発しているためだ。この留学生は英語の授業が不足しただけでなく、外国人のための相談センターや英語のできる教職員配置など、留学生のための配慮が不足しており不便で大変だと訴えた。韓国政府と大企業がお金をかけて海外から学生を招いているが、数年過ごした外国人学生が集まれば韓国非難が多く出てくるというのにはあきれるばかりだ。

現在国内の大学の外国人留学生数は7万8000人と推定される。2003年の1万2300人に比べ大幅に増えた。年平均増加率は39.2%というから驚くべき増加の流れだ。これは大学が競争力強化のため国際化努力を傾け、政府も大学の国際化指標を連係した各種財政支援事業を積極推進した結果だ。しかし留学生の量的拡大にばかり偏り、彼らをしっかりとサポートする管理システムが伴わなければ国際化は空念仏にすぎない。

外国人留学生は勉強を終えて帰れば知韓派または親韓派として韓国のイメージを高めるのに寄与できる資源だ。それなのに留学過程で韓国の大学に失望し、嫌韓派になるならばこれよりあきれることはないだろう。教育科学技術部が最近「外国人留学生支援管理改善案」を各大学に送ったのを見れば、こうした様相はソウル大学に限られたことではないようだ。関連大学はいまからでも外国人留学生に対する意識を転換し、支援システムを確保すべきだ。


なにより、大学内に外国人留学生を支援する専従スタッフや組織を設置すべきだ。「外国人留学生コールセンター」も作り、留学生のさまざまな不満などを電話やインターネットで相談できるようにすべきだ。国内の学生が外国人留学生の適応を助ける「バディシステム」のようなものも試してみる価値がある。外国人学生を連れてくることよりも重要なことは、彼らが満足して帰れるようにすることだという点を片時も忘れてはならない。





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